サアディーの名言 سعدی‎ Saʿdī

サアディー(سعدی‎ Saʿdī)Wikipediaより

人は「運命」の矢から逃れ得ない故、
甘受が唯一の盾なり。

サアディー سعدی‎ Saʿdī

イランの詩人 1184?〜1291?


原因があって、結果のある自然界では、
原因となるエネルギーが放出された後では、
結果をコントロールすることはできません。

大切なことは、常に今、放出するエネルギーを、
最高のものにしていくことです。
そこだけが、唯一自由にコントロールできるところですからね。

ここを、過去の原因の結果である、
今起こる現象に囚われて、感情的になり、
今、放出するエネルギーを乱し、
また、未来に感情的になるような現象を起こす、
原因を作ってしまっている。
というような、悪循環に陥って、
なかなかそこから抜け出せないケースは、
意外と多いものですね。

一瞬前でも、放たれてしまったエネルギーは、
もう立派な過去ですから、
自由にコントロールすることはできません。
できることは、その結果を責任をもって受け取ることだけです。

そして、未来を思うような、
目指す未来にしていくためには、
その結果を喜んで引き受けて、
未来に生かしていくことですね。

時折、自然界の厳然とした、
原因と結果の法則を理解していなくて、
目の前に起こった現象を、
他人や環境のせいにしたりする光景に出くわしますが。

これでは、環境も自分以外の人も、
思うように変わるどころか、
どんどん後退していくことは、
火を見るより明らかなことですね。

自分に関わる現象は、
すべて、自分自身が引き寄せている、
原因となるエネルギーを放出した結果として、
起こっていることだと考えて間違いありません。

仮に、そうではないとしても、
それでエネルギーを乱しては、
思うような未来を創ることができなくなりますから。

すべては、自分が引き寄せているものだと、
考えた方が、あらゆる成就にプラスになっていきますね。

原因と結果は、直接的なものだけではありません。
もちろん、すべてを思考で理解できたり、
検証できるものでもないでしょう。

ほんのわずかな一言が、
例えば、たまたま見聞きした誰かの心に、
微妙に影響を与えて、
その小さな影響が、大きな結果の違いを、
生み出してしまうことなどは、
当たり前のように起こっていることですからね。

厳密に自然界で身の回りで起こることの、
原因と結果を明確にしようとしても、
あまり意味のあることではありませんね。

それよりも、関係のないことは、
現象が見えていたとしても、素通りしていきますから。
自分に関わってくるすべてのエネルギーは、
自分が原因だと捉えて、
イメージする未来を創るために、
今、放出するエネルギーを磨いていくことです。

未来の運命は、今のあなたが創っています。
未来をコントロールできるのも、今です。

(浜本哲治)


薔薇園: ペルシヤ古聖 サヂの言葉


サアディー廟 Wikipediaより
サアディー廟 Wikipediaより