愛が報われないと感じ始めた時は、スランプの前兆である。ひたすら愛磨き、愛届けに専念していくことだ。<1070>

愛が報われないと感じ始めた時は、
スランプの前兆である。
ひたすら愛磨き、愛届けに専念していくことだ。

<1070>


酢漿草ほど、自然界での、
愛の届き方を象徴している子は、
いないかもしれませんね。

家紋や校章に使われる子であると同時に、
強健であるがゆえに、雑草として忌み嫌われるところまで、
身近でも、見事にその差を感じます。

自然界では、届ける愛が全ての人に受け入れられることもなければ、
全ての愛が、届けたい人に届くこともありません。
最高の愛を届けて、いずれも、せいぜい届いて2割ですね。

最高の愛を届けて、この確率ですから、
愛を届けたいと心底感じられる人でなければ、
精一杯の愛は届けられないでしょう。

また、愛を与えられることを求め始めると、
届かないことの方が多いわけですから、
愛を届けることは辛いものになってしまいます。

夢の実現、才能の進化にも、
同じようなことが言えます。

夢の実現は、まさにどれだけの愛を届けられたかですし、
能力の進化も、どれだけ愛を注げたかですが、
結果を求め始めると、
俗に言われる、スランプに陥ってしまいます。

スランプは、もちろん技術的なこともありますが、
それ以上に、自然の摂理から外れる心持ちが、
大きな影響を与えます。

夢の実現のために、愛を磨く、届けるチャレンジを続けていて、
愛を与えられない、届いている実感を得られないと、
どうしても、これだけやっているのに、
こんなに愛を注ぎ、届けているのに。
という思いがよぎってしまい、
与えられることを求めてしまいがちです。

こうなってくると、愛を磨くことも、届け続けることも、
疎かになってしまいますので、
悪循環に陥って、スランプになってしまいます。

愛を磨き、届けることは愉しいことですが、
自分にはコントロールできない、与えられることを求めることは、
苦しい、辛いものです。

初期の頃は、もの珍しさもあって、
夢中になって、愉しい磨き込みや届けることをやるのですが、
報われない感覚を持ち始めたところに、
スランプの陰は忍び寄っています。

愛は、どこまでも届けること、
さらに磨き込んでいくことに専念することです。

8割は届きませんが、届く2割のレベルや実数が増えてくれば、
必ず愛は与えられることになります。

ほんの僅かな心の在り方の違いなのですが、
心身や才能、脳に与える影響は甚大です。
まさに、自然界のルールが適用される瞬間ですね。

心の置き方は、決して難しいことではないのですが、
この違いに気づかずに、ここを超えられず、
夢を諦めてしまう人も多いものです。

どうぞ、あなたの愛、才能をひたすら磨くこと、届けることに、
夢中になって没頭してください。

愛は届けただけ、届いただけ、
必ず与えられるのも、自然界の見事なルールです。
スランプに陥るのと、同じように見事に適用されます。

与えられる愛を心配することはありません。
心を向けるのは、100%あなたがコントロールできる、
愛を磨くこと、届け続けることだけで充分です。

愉しめることをやり続けることが、
愛を受け取れるいちばんのことだということを感じられる、
今日も素敵な一日になりますね。

どうぞ、存分に愛磨き、愛届けをお愉しみください!

(浜本哲治)

酢漿草(かたばみ)の花です。
酢漿草 かたばみ の花です