まだ見ぬ自分は、無限に眠っている。
それを探し、掘り当てるのが
人生の大きな醍醐味のひとつである。

＜1091＞

人間は、自分自身のことも、
全てを知っているとは言えないでしょう。

生涯かけても、全てを知り得ないと
言ってもいいのかもしれませんね。

まだ見ぬ自分と、どれだけ出会えるか、
掘り当てられるかが、人生の醍醐味でしょう。

脳のメカニズムからしても、
あなたの知らないあなたは、
無限にあなたの中で眠っています。

まだ見ぬあなたに、どんどん出会っていくために、
いちばん大切なことは、
まずは、自分でも知らない自分がいることを、
理解しておくことでしょう。

そして、過去や今の自分で、
自分はこうなんだと決めてしまわないことです。

人間の思いは固定化してしまうことが多いですが、
少なくとも、あなたの細胞は新陳代謝して、
その多くが、新しいものと入れ替わっていますから、
昨日と同じということはあり得ません。

これを、思考の固定化で、
変化しているものを、
変化していないと思い込んでしまって、
せっかくの進化したあなたを、
見逃しているケースも多いものです。

進化したポイントなどは、
気づいてあげて、意識を向けて、
さらに進化させようとチャレンジしていかないと、
退化してしまって感じられなくなるものです。

人間は囚われや思い込みが多いですから、
枠や蓋をしてしまいがちで、
せっかく見えている、新たなあなたに気づかずに、
見えなくなっていることが多いですから、
少しでも違うものを感じたら、
それをきっかけに引きずり出してあげることです。

囚われや思い込みを少なくしていけば、
新たなあなたと出会いやすくなっていきますね。

今日までのあなたは、今日までのあなたであって、
明日には、違うあなたになっています。

アスリートが筋力やパフォーマンスをアップさせるのに、
日中のトレーニングで刺激した筋肉が、
睡眠時間を活用して、
多くの細胞が生まれ替わって進化しているように。

夢に精一杯チャレンジしたあなたが、
明日、新しいあなたに会えないことはあり得ません。

どうぞ、明日の朝起きた時には、
今日と違うあなたを感じてあげてください。
それは、小さな違いですが、
感じてあげることが、何よりも大切なことです。

毎日、翌日に会える新たなあなたに、
ワクワクできるチャレンジを、
今日も精一杯やるだけですね。

楽しみと期待がいっぱいの今日も、
きっといい日になりますね。

（浜本哲治）