争いのない平和な人間界は、一人ひとりの心の中の状態で実現する。競うことも、克己にしていくことだ。<1173>

争いのない平和な人間界は、
一人ひとりの心の中の状態で実現する。
競うことも、克己にしていくことだ。

<1173>


争いのない世界は、誰もが望んでいることでしょう。

それでも争いがなくなっていくどころか、
潜在的なものや、小さなもの、個人的な争いは、
増える一方になっているのは、どうしてでしょう?

こういう傾向が見られる時は、
まず、やっていることが自然界のルールに、
沿っているかどうかを考えてみることでしょう。

人間界全体の、争いをなくそうとする動きは、
まず、間違っているでしょう。

これは、人間の身体の健康、病に対する考え方を見ても、
明らかなことですね。

病を薬で抑え込んだり、叩いたりして、
排除しようとする考え方が主になっていますが、
これでは、根本的な解決になりません。

一時的に抑え込めたり、排除できても、
また、同じことが起こったり、
抑え込もう、排除しようとしたことが、
他の症状を呼ぶきっかけになってしまいます。

そして、またそれを抑え込もう、排除しようと、
さらに強い薬などを使って、
それでも抑えられなくなってしまう。

こんないたちごっこは、
作物を育てる現場の農薬にも見られる傾向です。
雑草を排除しようとして、
農薬は日々劇薬化されていますが、
自然は、どんどん耐性を高めたり、
別の子が育ったりしますね。

まさに、このような不毛な闘いが、
争いをなくそうとしている現場でも、
行なわれているのでしょう。

そして、人間界の一部で起こっていることは、
一人ひとりの考え、心の反映ですから、
多くの人が、同じように考え、思っているのだということですね。

ここを越えていかなければ、
人間界の進化は訪れないでしょう。

世の中から争いをなくすために、
一人ひとりができることはたくさんあります。

いちばん大切なことで、
たぶん、いちばんたいへんなことが、
自分の周りから争いをなくしていくことでしょう。

大きな戦争も、元を正せば、
一人ひとりの争う心です。

やられたらやりかえすでは、
永遠に争いが終わることはないでしょう。

スポーツなども、やるのも観るのも、
相手に勝つと言うよりは、
自分自身に克つことに活用されるべきでしょう。

人間にも、自然界で生きる全ての生き物にも、
感情という素晴らしい能力がありますが、
この感情に振り回されていては、
争いはなくなっていかないでしょうし、
人間の進化のための大きなポイントでしょう。

感情をコントロールしようとするのではなく、
感情のエネルギーを変換していくことです。

愛を込めた言動でも、
受け取る方の受け取り方で、
愛として受け取られない言動があるのですから、
明らかに、愛ではない言動は発しないことです。

あなたの中で、
愛以外の感情などのエネルギーの放出を、
ひとつ抑えられ、愛のエネルギーに変換できるたびに、
争いのない世の中に近づいていきます。

どうぞ、争いのない人間界のために向き合うのは、
あなた自身の心だと認識して、
素敵な一日を笑顔でお愉しみください。

あなたが関わる人や自然との中から、
ひとつでも、争いの種子を、
あなた自身がなくすことができれば、
あなたは、大きな平和貢献をしたことになります。

今日もきっと素晴らしい一日になりますね。

(浜本哲治)