日々浪費し、乱している自然、自然の循環を守るために、花や樹を植えよう。安易に排除、手を加えないようにしよう。<1364>

日々浪費し、乱している
自然、自然の循環を守るために、
花や樹を植えよう。
安易に排除、手を加えないようにしよう。

<1364>


杏子(あんず)と言えば、中国の「神仙伝」に、
杏林の故事がありますね。

廬山(ろざん)の仙人董奉(とうほう)が、
人を治療しても礼金を取らず、
治った者に記念としてアンズの木を植えさせたところ、
数年にしてアンズの林ができたという故事です。

人間は、その一生で、
直接的、間接的に多くの自然の恩恵を得て、
多くの自然を乱しています。

自然界の循環を保ち、進化に増幅させるためにも、
また、自然の循環で才能や能力の進化が実現していることを、
体感していくためにも、
本来は、自然に返すところまで、
自らやるべきなのですが、
現代の人間社会は、それができていません。

自然を活用するところだけ、
それも、自然の恵みだとわからないような状態で、
行なわれていますから、
自然とは何かがわからなくなっても、
仕方ないのかもしれませんね。

自然の循環に少しでも寄与するためにも、
ぜひ、木や植物はたくさん植えてください。

人間は酸素は消費するばかりで、
生み出すことはできません。
地球の酸素ボンベを使ったり、減らすだけでは、
明らかに未来の子どもたちに、
素晴らしい地球をバトンタッチできないでしょう。

木の場合は、一人前になるまでに、
一人の人間の寿命を遥かに超える時間が必要な子もいます。
邪魔になるからと、安易に切ってしまわないでください。

草花、野菜たちも、
自然の循環を学び、体感するためには、
何年も同じ場所で見守ることです。

花でも、必要以上に人間が手を加えなければ、
70年、80年と咲き続ける子はたくさんいます。

今の人間界では、人工物は消費するだけ、
使い捨てるだけになってきていますから、
循環して、進化していくことを、
目の当たりにする機会が少なすぎます。

自然の凄さ、
自然のままの素晴らしさを体験するにも、
循環を見ていくことです。

今の場所に、植物たちを植える、見守る場所がなければ、
植えられる、見守れる場所に、
ぜひ、自らの手で植えてください。

そして、自らの手で、自然の循環を遮ることなく、
可能な限り守る手であってください。

どうぞ、身近なところから、自然の循環を感じ、
循環を維持、増幅させることにチャレンジしてください。

そのチャレンジは、単に生命維持のためだけではなく、
あらゆる実現に効果をあげることになります。

植物たちの循環を見守っていくことで、
様々な恩恵を受けることは、
そのチャレンジを始めただけで感じるでしょう。

自然の循環に乗せた、あなたの才能、能力が、
本領発揮していくことを楽しみに、
今日、ひとつでも自然の循環を守り、増やしてください。

きっと素敵な一日になりますよ。

(浜本哲治)

杏子(あんず)の花が咲いてきました。
杏子 あんず の花が咲いてきました