最も多くの上手くいく体験ができる人は、
同時に最も多くの上手くいかないことを
愉しめる人でもある。

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花たちは知っています。
どんなに最高のチャレンジをしても、
最高の花を咲かせられないことが、
多分にあることを。

樹々たちは知っています。
結実しない花の方が、
蕾のままで終わる花の方が、
圧倒的に多いことを。

それが自然界です。

人間の夢へのチャレンジは、
実現が難しいのではなく、
圧倒的にチャレンジの実数が少なすぎます。

その影響で結実するものが、
ごく稀な状況になって、
夢の実現は難しいことのように感じてしまっています。

上手くいく確率が2割程度の自然界で、
2割に辿り着くまでには、
少なくとも、8割の上手くいかない体験をすることが、
必要不可欠なものです。

夢の実現は、上手くいったことを、
積み重ねて実現していくと考えると、
仮に、100の上手くいくことを積み重ねないと、
夢が実現しないとするならば、
500の上手くいかない体験が必要だということです。

ただ、上手くいかないことが、
意味のないことかと言えば、
違いますね。
上手くいったこと以上に、
学びや気づきがあり、
あなたの進化のためには、大切なことになります。

どうぞ、最も多くのヒットを打つプロ野球選手は、
同時に、最も誰よりも凡打を打った人であることを、
知っておいてください。

それは、自分だけで体験するのではなく、
多くの観客の前で、屈辱を味わうことが、
最も多いということです。

それを愉しめる能力があるということです。

誰よりも多くのヒットを打とうと思えば、
誰よりも多い失敗を経験してもなお、
常に最高のモチベーション、
最高の準備をして、
最高の状態でチャレンジできることが要求されます。

上手くいかないことに、
いちいち凹んで、チャレンジがままならないような、
状態になってしまっては、
ヒットの確率は、どんどん下がってきます。
それだけ、失敗の数も多くなるということですね。

どうぞ、夢の実現には、チャレンジの実数が必要です。
打率を高めることも大切ですが、
2割が3割になっても、
8割や7割の凡打が必要なことは間違いありません。

どれだけ、最高の心身の状態で、
チャレンジの数を増やせるか。
ヒットの数で実現する夢には、
とにかく最高のチャレンジの実数を増やしていくことです。

自然界の法則を熟知して、
チャレンジする今日は、
どんなに上手くいかないことが重なっても、
どこまでも、愉しめる一日になりますね！

（浜本哲治）