あえて思考しない時間を増やしていくことだ。
思考すること以上に、
能力やアイデアを引き出せる、
思考しないことを実感していこう。

＜1472＞

循環を重ねるごとに、
洗練された美しさ、しなやかさ、逞しさを
増してくる植物たちです。

明らかに一年前とは美しさが違う花。
年々完成度を高めてくる植物たちから、
与えられる刺激、エネルギーは強烈です。

どこまでも洗練できる、進化できることを、
身をもって示してくれています。

樹々のエネルギーレベルの高さを感じてみても明らかですが、
循環を重ねた植物たちほどエネルギーレベルが高いですから、
そういう子たちから、エネルギーや刺激を、
いただけるといいですね。

植物たちの成長、進化から見ると、
人間の成長、進化は、非常に遅いのですし、
循環を重ねるほどに、進化が加速していく植物たちと、
鈍化していく人間と、何が違うのか。
ここに、人間の進化を速めるポイントがありそうです。

それは、やはり脳、能力の使い方の違いが大きいでしょうね。

例えば、水を汲んで溜めていくのに、
お猪口とバケツの違いほどの差のある、
脳、能力の使い方の違いになっていると言えるでしょう。

とにかく、人間は考え過ぎでしょう。
思考領域に頼り過ぎですね。
お猪口ほどの容量しかない領域で、
あれこれ思考を巡らせても、
なかなか、著しい成長、進化は望めないでしょう。

例えば、何にチャレンジして、
結果を受けて、ひとつひとつを思考で考える。
ことの繰り返しになっていますが、
これでは、非常に非効率的で、
才能、能力の進化には効果的ではありません。

情報や経験値の蓄積、反省、分析なども、
思考領域ではなく、潜在領域に委ねて、
もっと、圧倒的な量のチャレンジをして、
どんどん、潜在領域に情報を流し込むように、
していくことですね。

その際に、いちいち思考で考えないことです。

思考領域で様々なこと、全てのことをやろうとするのが、
思考領域偏重の脳の使い方の教育を受けた、
現代人の特徴ですが。

人間は、進化した世の中になっていると考えていますが、
ストレスばかりが増えて、
創造性が決して先人たちより増したとは、
言えない状況を感じるに、
決して、進化しているとは言えないでしょう。

脳、能力の使い方からすれば、
むしろ後退していると言ってもいいでしょうね。

思考で考えないことを良しとしない風潮がありますが、
思考で考えても、出てくるものはたかが知れています。

それよりも、お猪口よりバケツの容量のある、
潜在領域を、もっと活用する方法を覚えていくことですね。

潜在領域は、無意識のうちに活用しています。
ただ、思考領域を活発に使うほどに、
潜在領域は使われなくなりますから、
考えるほどに、能力が低下していると言えます。

思考領域を活発に使うほどに、
思考で考えられることを超えることは、
発想にしても、言動にしても生まれてきません。

ぜひ、思い切って、思考しない時間を増やしてみてください。
たぶん、最初は大きな不安を抱えることになるかもしれませんが、
思考しないことが、良いアイデアや発想を引き出し、
チャレンジの量と質を高めていくことだということを、
そして、考えた以上の結果を引き寄せることを実感していけば、
すぐに不安も感じなくなるでしょう。

教育の影響もありますが、
漠然と思考してしまう習慣が、
現代人には染み付いています。

あえて思考しないこと。
この可能性の素晴らしさをぜひ体感してください。

思考領域で思考しなくても、
しっかり、あなたの潜在領域では、
もっと高度な思考をしてくれています。

もっともっと、あなたの脳、能力を、
信じてあげてください。
自信を持つことは、自分を信じること。
信じるとは、未知の可能性を感じてあげること。

あなたの信頼に見事に応えてくれる、
あなたの素晴らしい能力を感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますね！

どうぞ、あなた自身の可能性を、
心ゆくまで感じる今日をお愉しみください。

（浜本哲治）