世界の砂漠化は、身近でとても大きな問題である。価値観、行動を変えていくことだ。<1528>

世界の砂漠化は、身近でとても大きな問題である。
価値観、行動を変えていくことだ。

<1528>


6月17日は砂漠化に関する国際デーですね。

砂漠化とは「土壌が植物などが生育できないほど劣化すること」
土壌が劣化していくことで、食物栽培ができなくなり、
ひいては「食糧問題」につながることになることです。

日本にいると、気候にも恵まれていて、
砂漠化を身近に感じることは少ないでしょう。

ただ世界では、毎年、干ばつと砂漠化で、
日本の国土面積の約3分の1になる、1200万ヘクタールが失われて、
その結果、毎年2000万トンの穀物が減収しているようです。

この現象は、日本も食料自給率が4割程度ですが、
先進国中心の経済活動が、大きな要因になっています。

私たちが、生活していることが、
地球の砂漠化に影響を与えていることは、
認識していく必要がありますね。

また、身近で感じることの少ない砂漠化ですが、
農法などの問題で、こういうやり方の先に、
砂漠化に繋がっていくのだろうな。
という状況、現象には遭遇することがあります。

土が剥き出しになり、
少し乾燥が続くと、スコップの刃が立たないほどに、
カチカチに固まってしまって、
少し雨が降ると、膝まで埋まるほどに、
軟弱になっている土地が身近にあります。

そういう場所では、
常に耕し、水や肥料を入れたり、農薬を使わなければ、
作物が育たなくなっています。

意外に身近にも、
砂漠化に繋がる行動や価値観はあるものですね。

例え何百年、何千年続いてやってきたことでも、
自然を崩す方向に働くことは、
それは、自然に沿ったものではなく、
変えていくべきものでしょう。

日本でも、樹々を簡単に伐採したり、
植物たちを排除したりする傾向にもありますが、
そういう発想、価値観が、
砂漠化に繋がっていると考えた方がいいですね。

どうぞ、私たちの生活そのものが、
砂漠化に繋がっていることを認識して、
どう捉え、変えていくのかを考えてください。

先人たちが残してくれた美しい地球を、
未来の子どもたちにも残していくことは、
今を生きる私たちの使命です。

あの時に気づいていれば、
行動を変えていれば。。。
ということにならないように、
変えていけるのは、今しかありません。
過去になってしまったことは、
どうにもなりません。

気づきその気になれば、
すぐにでも変えられる、
未来の子どもたちのための行動。

そう感じられることだけでも、
ひとつひとつの言動の重みが、
そして愉しみが増してきますね。

今日も素晴らしい一日が展開しますよ。
どうぞ、存分にお愉しみください!

(浜本哲治)

黄色が鮮やかな、糸葉春車菊(いとばはるしゃぎく)の花です。
黄色が鮮やかな、糸葉春車菊 いとばはるしゃぎく の花です