夢、才能どちらからのアプローチでも、
一点集中は、本物を見つけだす、引き出す鉄則である。

＜642＞

植物たちの美しい花は、
まさに、与えられた才能、
天賦の才が咲かせる花です。

自然界の全ての生ある者には、
必ず、天賦の才は与えられています。

その才能は、必ずしも、始めから抜きん出た、
能力として、発露している訳ではありません。

また、磨くことなく放置しておいて、
勝手に輝くものでもありません。

そういう意味では、
果てしなく磨き続けられるものが、
天賦の才とも言えるでしょう。

愛せないもの、興味のないものは、
どこまでも続けていくことは、
難しいでしょう。

そして、才能は、
他と比べて、判断するものでもありませんね。

多少の能力差などは、
愛し続けていくことの前では、
ないに等しいようなものです。

また、同じような才能であっても、
その才能を追求していく過程で、
必ず、独自の道を極めていこうと、
することになりますから、
他と比べても意味のないことです。

どの段階で発露するのか、
どういう才能であるのかが、
自分自身でも、分からないこともあるでしょう。

ただ、心配することはありません。
才能は、探すというより、
何か、ひとつのことに夢中になって、
それを、深く追求していくことで、
見えてくるものです。

ひとつの能力に焦点を当てても、
ひとつの夢を目指すことでもいいでしょう。

人間の能力や持ち味は、
一点を引き上げていくと、
それに吊られて、芋づる式に、
色んなものが、引き上げられて、
姿を現してきます。

そうなってくると、本物も見つかってきます。

あなたの想像さえしていなかったものが、
実は、素晴らしい才能だった。
ということも、よくあることです。

これは、どこかの一点を、
引き上げてみなければ分かりません。

才能は、使命を与えてあげることで、
最高の輝きを発揮していきます。

本来目指すべき、最も実現しやすい夢が、
誰かの役に立つ、幸せを届けることであるように。

才能も、誰かに役立つことを目指して、
磨き込み、追求をしていくと、
輝きを増す速度がアップして、
大きく進化していきます。

あなたの天賦の才は、
あなたに掘り起こされ、磨かれるのを、
心待ちにしています。

どうぞ、ひとつの能力、ひとつの夢を、
ひたすら、深く追求していってください。

夢が才能を磨き、輝きを増した能力が、
夢を広げてくれる。

あなたの天賦の才と夢が、
素晴らしい世界を魅せてくれる、
素敵な毎日になりますね。

（浜本哲治）