地球の砂漠化は、その場所だけの問題ではない。地球で暮らす全ての人一人ひとりの心の投影である。<798>

地球の砂漠化は、その場所だけの問題ではない。
地球で暮らす全ての人
一人ひとりの心の投影である。

<798>


6月17日は「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」ですね。
日本にいると、砂漠化と言われても、
あまりピンとこないでしょうが。

地球規模で見ると、ものすごい勢いで、
砂漠化が進んでいるようです。

そして、その責任は、
先進国と言われる国のひとつであり、
人間界の近代化を推し進めてきた、
日本の影響も、大きなものでしょう。

また、地球のどこかで砂漠化が進むということは、
その影響が、気象変動などの形で、
他の場所にも現れてくるものです。

人間の病気の原因が、
症状が現れた場所の問題ではなく、
身体全体の習慣などによるのと同じですね。

そして、その病を改善していくためには、
人間そのものの思考や習慣を、
変えていかなければ、
対処療法を施していても、
その病が回復に向かうことがないのと同じですね。

砂漠化した場所を、
なんとか緑化しようとしても、
問題は、根本的には解決しないでしょう。

人間の、もっともっと物が欲しいというような、
習慣にさえなっているような欲望を、
もっと美しい地球を、もっと自然界を自然のままに、
というような、欲求に変えていくことでしょう。

人間界では、恵まれていると言われる日本ですが、
薬の消費量は世界一で、
身体の健康だけでなく、心の病も増える一方に
なっている環境で、どれほどの人が、
心底幸せを感じているのでしょう。

もっと、物が手に入れば、
贅沢な暮らしを手に入れれば、
幸せになるという妄想を抱いていないでしょうか。

そんなところに、本当の幸せを感じられるものは、
どこまでもっとを追求してもないでしょう。

どうぞ、あなたの「もっと」の欲望を向ける先によって、
地球の環境が大きく変わっていくことを認識してください。

決して、地球の砂漠化は、
あなたの言動と心と無関係ではありませんね。

人間は病とも、その病と闘うという表現や、
思いを持ちがちですが。

病と闘っても、人間が勝てるものではありません。

地球の病と闘おうとしても、
あまり意味のないことですね。

向き合うべきは、どこまでも自分自身の心です。

今日も、あなたの夢が、
どんな欲望から出ているのかを感じて、
地球や未来の子たちの明るい未来のために、
夢を描き、チャレンジしていく、
素敵な一日をお愉しみください。

(浜本哲治)

南瓜(かぼちゃ)の花です。
南瓜 かぼちゃ の花です。