壁を乗り越えるパイオニアになった人が、もっとも進化を享受できるものだ。多くの人の道標になるような超越をどこまでも追求していこう。<892>

壁を乗り越えるパイオニアになった人が、
もっとも進化を享受できるものだ。
多くの人の道標になるような超越を
どこまでも追求していこう。

<892>


ある年、凌霄花(のうぜんかずら)が壁を超えてくれたおかげで、
翌年からは、葡萄(ぶどう)や朝顔たちも続々と塀を越えてきていますし、
これまでとは違う、異次元の
さらに高いところで花を咲かせることになりました。

一旦乗り越えた壁は、
さらに先を目指す者にとっては、
越えることは、当たり前になってきます。

それまでは、高い壁のように感じ、
何度もチャレンジしては跳ね返されて、
越えるまでには時間がかかりますが、
そのチャレンジのおかげで、
幹は太くなり、基礎が固められていきます。

そんなチャレンジを諦めずに繰り返していると、
ある日突然、壁を乗り越えられる瞬間がやってきます。

そんな姿を、ここ数年の凌霄花に見せてもらえました。

こういう光景は、人間界でも至るところにありますね。

誰かが壁を乗り越えると、
多くの人の突破口にも繋がっていきます。
成長、進化の特徴ですね。

このチャレンジで、最も進化しているのは、
パイオニアになった者です。

人間界では、その成長、進化を、
独り占めしようとする傾向にありますが、
これは、とてももったいないことですし、
人間界の進化を遅らせている要因でもあるでしょう。

進化の道は永遠に続いていきますし、
次に乗り越えると、さらに進化が加速する壁に、
早く辿り着くためにも、
多くの人の、成長、進化に結びつけた方が、
自分自身の進化にも勢いがついてきます。

人間は、常に目指す夢を持っていないと、
過去にすがりたくなるものですが、
それでは、進化していけませんし、
無限に存在する可能性も見えてきません。

人間もどこまでも進化していけるものです。

どうぞ、今日も、
あなたの目の前に聳える壁は、
たぶん、あなたにしか超えられない壁でしょう。

あなたがパイオニアになって、
多くの人が越えられずに立ち止まっている壁を、
越える道標になってください。

パイオニアになって越える壁が多くなるほどに、
あなたはどんどん進化していきます。

乗り越える壁があることに歓びを感じて、
今日も素敵な一日をお愉しみください!

(浜本哲治)

凌霄花(のうぜんかずら)の花です。
凌霄花 のうぜんかずら の花です