完成、完璧がないからこそ自然界は面白い。固定化、安定化させる観念は手放して、常に変化、洗練させることにチャレンジしていくことだ。<1048>

完成、完璧がないからこそ自然界は面白い。
固定化、安定化させる観念は手放して、
常に変化、洗練させることに
チャレンジしていくことだ。

<1048>


植物たちには、高い学習能力があります。

これが、植物たちの洗練された美しさ、
しなやかさを生み出しているものですが、
人間のそれとは、少し違うようです。

人間の場合は、例えば上手くいったことを、
固定化していこうとしたり、
上手くいかなかったことを、
やめてしまったり、排除してしまう傾向にありますが。

植物たちの場合は、
そのどちらも、アプローチを変えたチャレンジを、
続けていくのが特徴ですね。

完成のない自然界、
可能性が無限にある自然界では、
洗練を進めていき、成長、進化を実現していくには、
植物たちの学習能力の方が実現力は高いでしょう。

ひとつの能力、技術を、
簡単に固定化していってはいけませんね。

洗練していくことは、
無駄を削ぎ落としていくことではありますが、
一方向からのアプローチや、
固定化したアプローチでは、
その削ぎ落とすべき無駄が見えてきません。

ひとつの能力の発揮も、
例えば、アプローチの順番や角度を
ほんの少し変えるだけで、
全く違う能力の発揮のされ方になっていきます。

また、今まで見えなかった、
自分では完璧だと思っていた行動の、
無駄な部分も見えてきたりします。

再現性を持たせて、
そのレベルの表現を習慣化していくことは大切ですが、
それに拘っていると、そこから先の進化はありません。

常に自然界には完成はないことを肝に銘じて、
定着化と同時に、さらなる洗練を目指して、
模索を始めてください。

進化を目指したチャレンジは、
一旦は無駄が多くなったり、
表現速度が遅くなって、
能力が後退したような状態になり、
ストレスも生まれてくるものですが、
進化、洗練のためには必要なことです。

どうぞ、固定化、安定化させようとする思考は、
注意深く感じ取って、手放していってください。

あなたが視点や発想を変えて、
新たな刺激を与えることは、
きっと、あなたの脳や能力には歓びになっていきます。

完成、完璧がないからこそ、
自然界は面白いことを感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますよ!

あなたの能力を洗練できる無駄を発見する一日を、
存分にお愉しみください!

(浜本哲治)

蝋梅(ろうばい)が蕾を膨らませてきました。
蝋梅 ろうばい が蕾を膨らませてきました