自然界のタメを、事の成就に最大限生かすことだ。愉しむこと。リラックスすること。連続性を止めないこと。<1202>

自然界のタメを、事の成就に最大限生かすことだ。
愉しむこと。
リラックスすること。
連続性を止めないこと。

<1202>


二十四節気の小寒(しょうかん)は、
昼の長さが長くなっているにも関わらず、
季節が逆行しているように感じさせる、
自然のタメの、とても大切な局面でしょう。

人間がジャンプをしたり、
物などを投げることをイメージしてみるとわかりますが、
大きく、高く、遠くに到達させようとすると、
それだけ、大きく、深く沈んだりするタメが必要になります。

季節で言えば、大寒(だいかん)が、
タメの頂点、最下点になるでしょうか。

到達したい方向とは、
全く逆に進んでいるような感覚を覚えるタメは、
飛躍のためには、どうしても必要なものですし、
とても大切なものですね。

そして、より大きな跳躍を成し遂げて、
夢に向けて、成長、進化を実現するには、
連続性と勢い、大きなエネルギーの蓄積が必要になります。

最下点、頂点は、
反発のきっかけであり、
エネルギー解放の始点になりますが、
その頂点を最大に活かすためには、
その直前までに溜め込まれた、
エネルギーの大きさが重要ですね。

どの局面でも言えることですが、
特に、エネルギーの蓄積をしている局面では、
環境が逆行していることもあって、
心身ともに力が入ってしまう傾向が強いですが、
本当のエネルギーの大きさは、
力を入れても実現していきません。

リラックスすること、力を抜くこと、
そして、連続性を止めないことです。
愉しめているかどうかが大切ですね。

自然界のエネルギーの動きは、
地球が自転、公転しているように、
また、物質のエネルギーが、
原子核の周りを、電子が回っているように、
円運動になっています。

その動きを見る視点を変えると、
振り子のような動き、波のような動きに見えるだけで、
実はスパイラル状に動いています。

ですから、心配しなくても、
最下点、頂点は必ず訪れます。

植物たちは、充分にそれを心得ていますが、
心配性の人間は、逆行しているように感じる局面で、
必要以上に心配して、
チャレンジを止めてしまったり、
力み過ぎてしまって、
せっかくの飛躍のチャンスである、
自然界のリズムに乗れなくなっています。

どうぞ、今日も、
自然界のタメを感じて、
それを、したたかに、しなやかに活用してください。

逆行を覚える、タメの活用が、
あなたの才能の進化、そして夢の実現に、
非常に大切なことを体感、体得していけば、
今日も、何も怖れることなく、
愉しめる一日になりますね!

ぜひ、反動を使う感覚をお愉しみください!

(浜本哲治)

臘梅(ろうばい)の花です。
臘梅 ろうばい の花です