自然のまま、野性のままが
可能性を最大に引き出せる。
手を加えない探求には限界はない。
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植物たちはもちろんのことですが、
人間の才能、能力も特に、
自然のまま、野性のままが最も美しく、
しなやかなものです。
そして、植物たちの見守り方を見てもわかるように、
人間は、才能、能力自身はもとより、
環境にまでも、とかく手を出し過ぎですね。
しなやかに、美しく育てたければ、
いかに手を加えていこうかと考えるより、
いかに手を加えずに、
自然のままを活かしていくかを考えた方がいいでしょう。
自然のままを美しいと感じられない、
不自然な人間界の美的感覚などがありますが、
これが、間違いなく才能、能力の進化を妨げている、
大きな要因でしょう。
手を加えることを追求していくと、
あっという間に、行き詰まってしまいます。
これで、可能性がないと嘆いているケースも多いですね。
深い、無限の可能性を追求していくのであれば、
どれだけ、人工を加えないか、手を加えないかを、
突き詰めていくことですね。
そして、手を加え過ぎたと感じたら、
しばらく、じっと待っていると、
手を加えられたところを超えて、
自然に戻ろうとしていくところが、
自然の素晴らしいところでもありますね。
才能、能力も手を加えることをやめると、
自然に戻っていきます。
どうぞ、自然のままを活かすことにチャレンジしてください。
自然美、野性美を活かせる追求をしてください。
この視点や価値観に変わると、
様々なものの、奥行きが断然違って見えてきます。
自然界では、手を加えることには、
行き詰まりや限界はあっても、
手を加えないことには限界はありません。
いかに手を加えずに、自然のままを活かせるかの探求は、
本当に、痺れるほど楽しいものになっていきますよ!
(浜本哲治)
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