人間が育てるという感覚を手放して、自然に育てられるのを見守っていくことだ。<1478>

人間が育てるという感覚を手放して、
自然に育てられるのを見守っていくことだ。

<1478>


人間の才能も、
自然栽培の要領で見守ってあげると、
本当に、まるで玉手箱のように、
思いもよらぬ能力を発揮してきます。

遭遇する出来事などもそうですが、
自然界での本来の愉しみは、
考えてもみないこと、想像もできないことを、
実現していくことにあります。

予想できる、考えつくことが起こるだけでは、
自然界、人生の愉しみは半減しますね。

植物たちを育てる様子を見ても明らかですが、
人間は余計な手を加え過ぎです。

そして、本来の愉しみ、醍醐味も味わえず、
可能性を狭めてしまっています。

能力の本来の進化を実現させるには、
できるだけ自然に委ねることです。

自分の能力も、誰かの才能も、
育てようとして、手を加え過ぎないことです。

従来の育てるという感覚では、
何か手を加えることのように考えられていますが、
本当に育てたいのであれば、
できるだけ手を加えず、見守ることです。

極力手を加えずに、見守ることで、
本当に手助けが必要なところが見えてきます。

あらゆるものに、人間は手を加え過ぎて、
自然環境まで破壊して、
自らも苦しむことになっています。

どこまで行っても、
自然界で暮らす限り、
人間が自然を超えることはできません。

最高を引き出すには、
自然のままに溢れてくるものを、
どんどん溢れさせることです。

余計な手出しをしないことが、
最高を引き出す奥義ですから、
これまで、才能、能力を育てようと、
手出しをするために、エネルギーを注いでいたことを、
例えば、自分自身の夢のイメージや、
能力の研ぎ澄ましに充てていけば、
さらに、相乗効果が期待できますね。

どうぞ才能、能力を育てるのは自然だと達観して、
あなたのエネルギーを、
本来向けるべきところに注ぎ込んでください。

このエネルギーシフトの、
効果の大きさは、すぐにでも感じられるようになるでしょう。

自然に育てられる才能、能力の凄さを、
目の当たりできるかもしれない今日を、
どうぞ愉しみにしてください。

(浜本哲治)

三つ葉(みつば)の花です。
三つ葉 みつば の花です