世界の砂漠化は、身近でとても大きな問題である。
価値観、行動を変えていくことだ。
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6月17日は砂漠化に関する国際デーですね。
砂漠化とは「土壌が植物などが生育できないほど劣化すること」
土壌が劣化していくことで、食物栽培ができなくなり、
ひいては「食糧問題」につながることになることです。
日本にいると、気候にも恵まれていて、
砂漠化を身近に感じることは少ないでしょう。
ただ世界では、毎年、干ばつと砂漠化で、
日本の国土面積の約3分の1になる、1200万ヘクタールが失われて、
その結果、毎年2000万トンの穀物が減収しているようです。
この現象は、日本も食料自給率が4割程度ですが、
先進国中心の経済活動が、大きな要因になっています。
私たちが、生活していることが、
地球の砂漠化に影響を与えていることは、
認識していく必要がありますね。
また、身近で感じることの少ない砂漠化ですが、
農法などの問題で、こういうやり方の先に、
砂漠化に繋がっていくのだろうな。
という状況、現象には遭遇することがあります。
土が剥き出しになり、
少し乾燥が続くと、スコップの刃が立たないほどに、
カチカチに固まってしまって、
少し雨が降ると、膝まで埋まるほどに、
軟弱になっている土地が身近にあります。
そういう場所では、
常に耕し、水や肥料を入れたり、農薬を使わなければ、
作物が育たなくなっています。
意外に身近にも、
砂漠化に繋がる行動や価値観はあるものですね。
例え何百年、何千年続いてやってきたことでも、
自然を崩す方向に働くことは、
それは、自然に沿ったものではなく、
変えていくべきものでしょう。
日本でも、樹々を簡単に伐採したり、
植物たちを排除したりする傾向にもありますが、
そういう発想、価値観が、
砂漠化に繋がっていると考えた方がいいですね。
どうぞ、私たちの生活そのものが、
砂漠化に繋がっていることを認識して、
どう捉え、変えていくのかを考えてください。
先人たちが残してくれた美しい地球を、
未来の子どもたちにも残していくことは、
今を生きる私たちの使命です。
あの時に気づいていれば、
行動を変えていれば。。。
ということにならないように、
変えていけるのは、今しかありません。
過去になってしまったことは、
どうにもなりません。
気づきその気になれば、
すぐにでも変えられる、
未来の子どもたちのための行動。
そう感じられることだけでも、
ひとつひとつの言動の重みが、
そして愉しみが増してきますね。
今日も素晴らしい一日が展開しますよ。
どうぞ、存分にお愉しみください!
(浜本哲治)
黄色が鮮やかな、糸葉春車菊 いとばはるしゃぎく の花です