壁を超えるチャレンジこそが進化をもたらす。
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凌霄花(のうぜんかずら)は、塀を越えるまでに、
かなりの時間を要しました。
何度も何度もチャレンジしたのですが、
高い塀に、何度も跳ね返されてきましたが、
そのチャレンジは、着実に凌霄花を成長、進化させていて、
蟻の一穴で、一本の幹が越えると、
あっという間に、塀をのみ込んでいきました。
越えて終わりではありません。
次は、どこまで塀をのみ込んでいけるか。
今、どんどん塀を伝って、
伸びていっています。
そして、後に続く蔦や朝顔などにも、
道を拓いてあげています。
株分けした子は、
他の壁にも挑んでいますし、
樹々とのコラボレーションも模索しています。
多分、近い将来、
夏に庭を通る風が、
何℃も涼しくなっているのを、
実感することになるでしょうね。
越えられない壁に挑み続けることは、
成長、進化のために不可欠なことです。
もちろん、自らチャレンジする壁であることが最高ですが、
進んで行く過程で遭遇する壁は、
存分に活用させてもらうことです。
人間の能力は、チャレンジをし続けていてはじめて、
現状維持を実現できるものです。
昨日と同じことをやっていたのでは、
確実に機能低下している身体がありますから、
能力の低下も避けられません。
常に超えたい壁を、
目の前に持っておくことですね。
大きな壁を乗り越えて、
いかに、次の壁を早く見つけるか。
人間の思考領域で陥りがちな、
燃尽き症候群を避けるためにも大切なことですね。
壁も何もないところで、
昨日を超えるチャレンジをし続けていくことは至難の技です。
超えたいと感じない壁や、
誰かに与えられて、仕方なく対峙する壁では、
超えること自体が難しいでしょうし、
なかなか、成長、進化に結びついていきませんね。
能力の進化、そして夢の実現のために、
いつも、どうしても必要な壁です。
どういう壁と対峙していくかも、
重要なポイントですね。
大きさや高さではありません。
常に嬉々としてチャレンジし続けられる、
壁に向かっていくことです。
超えたら、すぐに次の壁です。
どうぞ、目の前の壁を、いかに愉しみながら越えていくかを、
考え、感じ、チャレンジしてみてください。
知識や過去の経験の詰まった思考が、
壁の大きさや高さを、
勝手に決めていることに気づいてください。
ここでも、思考を手放すことが、
成長、進化に大きな影響を与えることを、
可能性を広げることを体感してください。
進化に不可欠な壁を、
それも、高い壁を次々と超えて行けるのが、
あなたの思考やそれを手放すことにあることがわかると、
今日も確実に愉しい一日になりますよ。
大きくチャレンジの進む一日を、
心ゆくまでお愉しみください!
(浜本哲治)
塀を越えた凌霄花(のうぜんかずら)が満開になってきました。