それぞれの季節に順応できる身体に、季節の寒暖を活用して磨くことだ。<1577>

それぞれの季節に順応できる身体に、
季節の寒暖を活用して磨くことだ。

<1577>


夏は冬に比べて、
身体に力を入れずに、過ごしやすいので、
冬よりは能力の発露が活発になるかもしれませんね。

暖かさ、暑さを活用して、
身体も、できれば心も弛緩させるといいですね。

夏は汗もかきやすく、
身体の可動域も広いですから、
それに乗じて、どこまで力を抜けるか、
弛緩できるかを、身体に覚え込ませる、
体感してしておくといいでしょう。

その力の抜け具合、抜き具合を、
冬の寒い季節にも、実践できると、
冬の過ごし方も、また変わってくるでしょう。

心と身体は連動している部分が大いにありますから、
身体を弛緩させられると、心もリラックスさせることに、
繋がるケースは多くなります。

どんな場面でもいかに力を抜けるかが、
能力の発揮、引き出しには、
最も大きなポイントになりますから、
夏の気候を活用して、体得していくのは究極の脱力です。
そして、それも進化させていくことです。

また、夏の暑さに、
どれだけ適応力が高くなっているか、
低くなっていてるかも感じておいてください。

暑さ、寒さへの適応力は、
身体の体温調節機能の対応力ですから、
夏の暑さに適応させるためには、
冬の過ごし方、特に寝る時の薄着が、
その能力を高めることに役立ちます。

今年の夏の暑さへの適応力を、
今年の冬に高めて、来年はさらに高いレベルの、
順応力を養っていってください。

暑さに弱い、弱っている身体に、
さらに暑さを加えて、強くしようとしても、
脱水症状を起こしてしまうのがオチですし、
夏バテになって、秋以降にリカバーに時間がかかってしまいます。

季節への順応力は、一年がかりで、
取り組んでいくことですね。

そして、私の住む辺りは、
毎年、日本の最高を競っている場所ですが、
そんな場所でも、自然の力を上手に借りていけば、
エアコンがなくても過ごせるものです。

エアコンの活用などは、
病気に対する、薬みたいなもので、
安易に活用していくから、
それが手放せなくなってしまいます。

人間の身体も、基本機能を高めることで、
どんな状況にも適応できるようになるように、
環境も、根源的なものを自然に近づけていくことです。

今は、それが遥か遠くの手の届かない状況にまで、
遠ざかってしまっていますが、
人間の方から近づいていけば、
自然は、いくらでも力を貸してくれます。

どうぞ、今年の夏の環境は、去年までの思いが、
実現したものになっているでしょうが、
来年の夏には、本質的に進化した夏を過ごせるように、
何をどう、自然に近づけることができるかを考えてください。

そのチャレンジは、自然に向かうことですから、
夏だけのことではなく、一年を通して、
そして、環境のことだけでなく、
健康や能力開発、夢の実現に至るまで、
大きな影響を与えることになっていきますよ。

自然に沿って、快適に暮らすことが、
あらゆることをプラスに循環させ始めることを、
ぜひ感じる一日を、今日もお愉しみください!

(浜本哲治)