素材の味を最大に引き出し味わうことが、
人生の調理の醍醐味である。
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冬眠から目覚めた熊も、
最初に蕗の薹（ふきのとう）を食べるとも言われていますが。
春、最初に芽吹く山菜ですね。
春の使者のこの子たちは、
いくつか芽吹いていましたが、
熊ならぬ、人間にさっそく摘まれて、
食されていました。
独特の香りと、苦味が
春を感じさせてくれる子ですね。
この子は、摘まれなければ、
このまま、花を咲かせるのを見ていきたいですね。
蕗の薹の花言葉は、
「待望」「愛嬌」「真実は一つ」「仲間」
「春の皿には、苦味を盛れ。」と言われますが。
味覚を刺激するためにも、大切なことですね。
味にも、人それぞれに好みがありますが。
甘さだけでは、食は楽しめませんね。
それぞれの味覚を刺激することで、
全体としてしての深みを感じられますし、
ハーモニーも楽しめます。
人生も同じでしょう。
成功だけでは、人間の進化は、
偏ったものになってしまい、
人間としての深みは出てきません。
苦いものも、調理方法次第では、
生きて行く上での、ご馳走になります。
また、自然のものは、
素材の味を、最大に引き出してあげることで、
もっとも美味しくいただけ、
本来の味わいを、堪能できるものです。
素材の苦味を、
甘味で誤摩化してしまっては、
本質を味わうことは出来ませんね。
今日も、様々な旬の素材の出来事が、
たくさん、目の前に並ぶでしょう。
その素材を、素材の本来の味を引き出して、
どう調理していくかは、
あなたの腕次第ですね！
経験、インスピレーションを駆使して、
最高の料理に仕上げて、
その奥深い味を、味わってください。
料理にも、組み合わせや、
火加減、さじ加減などで、
無限の組み合わせ、可能性があるように。
あなたの人生の調理方法にも、
無限の可能性があります。
どうぞ、シェフになった気分で、
あなたの人生を、最高に調理してください。
さらに、いい味になる方法はないか、
どこまでも、究極の味の追求もしていってください。
日々、素敵な料理が愉しめる毎日になっていきますね。
存分に味わい尽くしてください！
（浜本哲治）
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No.612（7-13-2）