空を分けあう樹々の姿から、自然界は愛だけが溢れる世界だと学んでいける。自然界を正しく理解し実践していくことは、人間界の進化のために最重要なことである。<702>

空を分けあう樹々の姿から、
自然界は愛だけが溢れる世界だと学んでいける。
自然界を正しく理解し実践していくことは、
人間界の進化のために最重要なことである。

<702>


栴檀は芽吹きのスタートが少し遅いのですが、
芽吹いてからの成長が早く、
毎年、どこまで大きくなってくれるのか、
本当に楽しみにしています。

栴檀の隣には、5mほど離れて、
白い顎の花水木がいるのですが、
栴檀の成長が早く、
栴檀と花水木の枝が、
触れ合うほどになった年がありました。

植物たちを見ていると、
もちろん、心や意思があることは、
常々、その姿で感じさせてもらっていましたが。

この触れ合った枝を、
どうするのかを、楽しみに観察していました。

たぶん、空を分け合うように、
するのではないかと、予想はしていましたが。

やはり、予想通り、
栴檀が、芽吹きを控えて、
この接点は、花水木に譲りました。

他の全ての枝は、芽吹き、
葉や枝を伸ばし始めているのですが、
この枝、ひとつだけ、
芽吹きはしているのですが、
全く伸ばそうとしてきません。

この姿を目撃した時は、
予想はしていたものの、
驚きと感動で、胸がいっぱいになりました。

人間界は、自然界を弱肉強食と表現する、
そんな世界のような曲解をしていますが、
自然界は、そんな世界ではありません。

食物連鎖などで、
命をいただいて、命を繋いではいきますが、
自然の恵みを、独占しようとしたり、
採り尽くしてしまおうとするのは、
人間だけかもしれませんね。

自然界は、愛に溢れた世界であることは、
この子の行動を見るだけでも、
納得できるものです。

植物たちに心があること、
意思があることは、
頭では理解できていても、
やはり、実際の姿を見なければ、
心から納得は出来ないでしょう。

自然の中では、こういう姿を、
そこここで、静かに見せてくれています。

別種の子同士が、手を取り合って、
ひとつの目的にチャレンジする光景。

他の子を、自らの場所で結実させ、
育てる様子など。

ぜひ植物たちに、自然とはどういうものかを、
学んでください。

人間界で誤解していること、
不自然なことが、たくさん見えてきますね。

自然の本質に沿えずに、
人間界は苦悩しています。
進化の方向も間違え、真の進化も遅れています。

ひとりでも多くの人が、
自然を、自然の摂理を、
本当に理解して、実践していくことが、
人間界が、自然界で淘汰されずに、
真の進化の道を進んで行ける、
非常に大切なことになるでしょう。

どうぞ、今日も、
愛を届けた者に、愛が与えられる、
自然の摂理に沿った、
チャレンジを実践してください。

奪い合うのではなく、分け合うこと。

奪えば、心が荒み、
分け合えば、心が豊かになります。

この心の状態が、
夢の実現や、才能の開発に、
最も大きな影響を与えていきます。

心が豊かに満たされた毎日は、
間違いなく、素敵な日々になりますね!

(浜本哲治)

栴檀(せんだん)も芽吹いてきました。ちょっとした、感動のドラマがありました。
栴檀 せんだん も芽吹いてきました。ちょっとした、感動のドラマがありました