自然界に一括りにされる存在はいない。自信を持って、最高の開花、結実を迎える秘訣である循環を、嬉々として重ねていくことだ。<710>

自然界に一括りにされる存在はいない。
自信を持って、
最高の開花、結実を迎える秘訣である循環を、
嬉々として重ねていくことだ。

<710>


昭和天皇のお言葉に、
「雑草という名前の草は無い」
があります。

自然界で生を与えられた者は、
全て、その役割があり、
その存在に意味があります。

雑草と一括りにされるような存在はいません。

それは、植物など、全ての生ある者に言えることで、
決して、人間だけが特別な存在ではありません。

自然は単に命を繋げる恵みを与えてくれるだけでなく、
人生における、あらゆることを、
学ばせてくれますからね。

英名でDaylilyと呼ばれる、忘れ草は、
その名の通り、花が一日で終わると考えられていましたが、
実際には、2〜3日は咲いているものも多いようです。

和名は、野萱草(のかんぞう)薮萱草(やぶかんぞう)
などもあります。

我が家の忘れ草は、もう20年ほどは同じ場所に、
咲いているでしょうか。

一瞬の花を、毎年咲かせてくれています。

花言葉は、
「宣言」「とりとめない空想」「苦しみからの解放」
「一夜の恋」「憂いを忘れる」「豊かな」「改革」

忘れ草にとっては、一瞬の花のために、
他の一年がありますが。

その一瞬の花を咲かせることに意味があって、
一日の花のために、積み重ねる364日に、
価値があります。

自然界での進化は、循環の中にあります。

人間は、ひとつの花や実を付けると、
そのひとつにこだわって、
そこで、循環を停止させたり、
鈍らせたりする傾向にありますが。

これでは、進化は望めませんね。

夢の実現はゴールではなく通過点です。
自然のリズムの中で、
進化のための、大きなポイントになることは、
間違いのないことですが。

さらなる進化のためには、
それまでの過程の毎日と同じ、
積み重ねの一日です。

人間は、花や実を咲かせ結ぶために、
過程を苦労と位置づける傾向にもありますが。

最高の花を咲かせ、実を結ぶためには、
過程を愉しめることが、
重要なポイントになりますね。

歓びで積み重ねた一年と、
苦しみと感じて過ごした一年で、
結果に明確な差が出てくることは、
明らかなことですね。

歓びと感じるか、苦しみと感じるかは、
感じ方ひとつ、心をどこに、何に向けるかで、
全く違ったものになります。

どうぞ、自然界になくてはならない、
あなたの存在を際立たせるために、
あなたの最高の花、夢を目指して愉しんでください。

歓びのエネルギー、波動、オーラを、
どうぞ、自然の植物たちから感じてください。

歓びに満ちた一日が、
夢に近づかせ、才能を進化させるのを感じられる、
今日も素敵な一日になりますね!

(浜本哲治)

忘れ草(わすれぐさ)ヘメロカリスの花です。
忘れ草 わすれぐさ ヘメロカリスの花です