自然界の存在物や出来事は、
常に薔薇の花と棘のように、
心を向けるもので全く違うものになる。
安心を捉え、心配を手放していくことだ。

＜763＞

人間は、安心することで、
心にも余裕が出てきて、
大切な一歩を踏み出せるものですが。

この安心を、外に求めようとしていると、
なかなか、心の平安は得られませんね。

心配をし始めると、その種子は尽きないように、
出来事を安心と捉え始めると、
同様に、全ては安心の種子になっていきます。

これは、思考習慣を身に付けていくことですが。

この小さな、ひとつひとつの出来事に対する、
捉え方が、大きな差を生むことになります。

安心と捉えて、脳にインプットして行動するのと、
不安と捉えて行動していくのとでは、
間違いなく、その行動は違ってきます。

また、防衛本能のある人間は、
不安と捉えてしまうと、
その出来事や感じたことを、
いつまでも、心の中で燻らせることにもなります。

ひとつひとつは、小さなことでも、
これが、時の経過とともに積み重なってくると、
あなたが誘われる場所が、大きく変わってきます。

運命を変えるような、大きな出来事だけが、
夢の実現や到達点を決めているのではありません。

そういう出来事よりは、
小さな出来事を、どう捉えるかで、
変わってくる影響の方が、
遥かに大きいでしょう。

毎日、たくさん遭遇する出来事は、
薔薇の花のように、
美しいと感じる花と、痛いと感じる棘が、
混在しているものです。

どちらに、心を向けるかです。

二度あることは三度あると考えるか、
三度目の正直と考えていくかは、
時間の経過とともに、違う世界に誘われます。

どうぞ、小さな出来事を、ひとつひとつ安心の種子にして、
心配を手放していってください。

あなたの人生は、大丈夫です。
安心を積み重ねていけば、
最高の人生になるようになっています。

自信と安心を持って過ごす今日も、
間違いなく、素敵な一日になりますね！

（浜本哲治）

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No.763（6-16-2）