チャレンジの秋の気配を、敏感に察知することだ。
2割の大切なものに絞り込んで、
8割を手放していくことが、
さらなる進化のために必須である。
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秋の気配が、漂いはじめる季節になると、
春から夏にかけて、繁らせた枝葉を、
落葉樹の子たちは、見事に散らしていきます。
そして、枝葉を散らした後の姿が、
また、感動的なほどに見事です。
今年の成長の後はもちろんですが、
来年の成長のために、
実に見事に、無駄のない残し方、
落とし方をします。
人間のチャレンジにも、
植物たちの夏のように、
成長期、繁茂期があります。
このタイミングでは、精一杯繁らせればいいのですが、
大切なのは、その後ですね。
夢に向けて、精一杯のチャレンジをしていると、
どうしても、否応なしにやることなどが増えてきます。
これは、これで素晴らしいことなのですが。
それを、ズルズルと雪だるま式に増やしていると、
個人や組織のキャパシティには限界がありますから、
焦点の定まらないチャレンジになってしまいがちです。
パレートの法則(20:80の法則)にも当てはまりますが、
80割の成果は、20割のものが生み出しているものです。
膨れ上がったものの中から、
2割の本当に大切なものに絞り込んで、
さらなる成長、進化を目指していくという工程が、
どうしても必要になってきます。
落葉樹たちのように、
8割を見事に落とせると、
さらなるチャレンジに拍車がかかりますが、
8割を排除するのではなく、
木々たちがそうであるように、
必要としている人に、届けられるのがベストでしょうね。
膨らむことと、絞り込むことを、
常時繰り返していくことで、
真の成長、進化が進んでいくものです。
どうぞ、あなたのチャレンジの秋の気配を、
敏感にキャッチして、
絞り込みにもチャレンジしてください。
真の進化のために、
潔く手放すことが習慣になっていくと、
あなたの才能の進化にも、
夢の実現にも拍車がかかってきますね。
エネルギーのフォーカスを絞り込めた明日も、
きっと素晴らしい一日になりますね。
(浜本哲治)