成長より進化を目指していくことだ。
未来の子どもたちに、淘汰されない
自然界での生きざまを伝えていくには、
進化していくしかない。

＜994＞

我が家の銀杏（いちょう）は、
約50年で10mほどの大きさになりました。
幹周は150cmほどあります。

年々、その姿を変え、
1000年を超える樹齢の子もたくさんいるようですから、
まだまだ、成長していくのでしょう。

ちょうど、私と同じくらいの期間、
地球上で生きていますが、
遥かにエネルギーレベルも高く、
教えられることばかりです。

銀杏の起源は1億5000万年前、
人類の起源が1000万年前と、
銀杏と人類の進化の歴史に、
圧倒的な差がありますから、
これも頷けることですね。

一本の木、一人の人間の命は、
短く、限られていますが、
その種の進化は、淘汰されなければ、
永々と受け継がれていきます。

銀杏も170万年前に、
現生種の一種を除いて、絶滅した歴史があるようですが、
生きる化石と言われる、1億5000万年の進化の歴史は、
今を生きるこの子から、自然界での生き様を、
次元の違うレベルで教えられます。

人類も、自然に淘汰されずに、
進化を遂げていけば、
未来の子たちは、そのレベルからさらに進化を目指せます。
ちょうど、この子が、
同じ50年で、圧倒的な差を醸し出してくれているように。

自然界では、成長することを活用して、
進化を目指していかないと、
未来はありません。

自分たちの種だけが、
成長すればいいという考えでは、
必ず淘汰されることになります。

常に変化、進化を目指している自然界で、
現状に甘んじて、進化を目指さなくなることは、
後退を意味しますし、
やはり、自然界で生を繋いでいくことが出来なくなります。

どうぞ、今日も、
人間界の常識だけに囚われることなく、
自然界の中で、生き続けていける方向を、
目指せているかも念頭に置いて、
あなたの夢やチャレンジを感じてください。

その観点を持てると、
今の人間界の目指している成長は、
未来の子どもたちに繋がっていく方向でないことが、
明らかに感じられるでしょう。

間違った方向に進んでいることに気づけば、
軌道修正の方法は、いくらでも見つかります。

人間が創り出したものを、
止めてでも、軌道修正しなければならないことは、
いくらでもあるでしょう。

今を維持しようとすることは、
後退すること、維持できなくなることを意味します。

人類の進化を担う、今を生きるあなたしか、
変化を起こせる行動は出来ません。
過去の人でも、未来の子たちでもありません。

成長より進化。
あなたがここを目指していけば、
あなた自身の夢の実現や才能も大きく前進して、
その影響が多くの人に届いていきます。

あなたの果たす役割の素晴らしさを感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますね。

どうぞ、存分にお愉しみください！

（浜本哲治）