雑草と忌み嫌ったり、排除しようとする
思考、価値観が人間界の進化を妨げている。
囚われを手放す感覚をつかみ、
ひとつずつ実践していくことだ。
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どこでも見かける狗尾草(えのころぐさ)は、
花穂が、犬の尾に似ていることから、
「いぬっころぐさ」が転じて「えのころぐさ」になったようです。
「猫じゃらし」の愛称もある子ですね。
雑草としてしか認識されていない狗尾草ですが、
イネ科のこの子は、粟(あわ)の原種だと言われていて、
若葉や花穂は、食用に使えるようですね。
狗尾草が食べられるとは知りませんでしたが、
近々試してみたいですね。
花言葉は、
「遊び」「愛嬌」
自然界で育つものは、その役割が必ずあって、
誰かの命を繋ぐために役立っているものです。
人間は多くの草花を、雑草と一括りにして、
忌み嫌うものにしてしまって、
遠ざけることに躍起になったりしていますが。
そういう思考の方こそ、
手放す方向に進んだ方がいいでしょう。
自然に対する思考が、
そのまま、人間界の中でも行なわれて、
大きな争いから、小さな争いまで、
引き起こしている要因になっているのは間違いないでしょう。
自分自身の能力や可能性にも、
言えることでしょう。
長所や短所という分け方を、
手放してみてはどうでしょう。
良いとか悪いとか、
人の価値観によって、基準が変わるものに囚われることも、
本来、進むべき方向を教えてくれて、
推進力のエネルギーになるだけの、
感情に囚われることも、手放していくことでしょう。
様々な囚われが、
自ら枠を創り、可能性を狭めていることは、
事あるごとに感じてみるとわかります。
人間は、もっともっと進化できるものでしょう。
能力の発揮も、
能力を引き出すと言うより、
能力が発露するのを妨げている、
囚われを少なくすることで、
もっともっと、自然に輝いてくるものでしょう。
どうぞ、あなたの夢へのチャレンジの中で、
あなたの中から自然に溢れてくるものを、
あなたの思考で抑え込まないようにしてください。
囚われや、自ら制約をかけているものに気づいたら、
どうぞ、ひとつずつ手放していってください。
起こる出来事は、人生の道標ですから、
道路標識を見るように、辿るように、
夢の実現という目的地に向かう方向だけを見つけてください。
囚われをひとつ手放すほどに、能力が引き出され、
目的地にスムーズに進んで行くあなたを感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますね。
どうぞ、短い一日です。
出来るだけ遠くまで旅をできる人生にしていく、
素敵な時をお愉しみください。
(浜本哲治)
狗尾草 えのころぐさ です