自然界に絶対はなく、未知の領域ばかりである。
これを自覚して過ごす毎日が、
創造の種子を発見させてくれる。
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自然界に絶対はありません。
人智を超えることが、
いつ起こっても不思議ではないのが自然界です。
人間が解明できている自然は、
広い海岸の、一粒の砂ほどのものでしょう。
その砂の一粒を、
奪い合い、頼り切っていては、
なかなか進化の道は拓けてきませんね。
また、絶対を信じ込もうとしたり、
絶対に囚われることが多くなるほど、
進化の道は遠くなるでしょう。
植物たちは執着しません。
創ったものは、どんどん必要とする者に与え、
すぐに次を目指してチャレンジしていきます。
循環させることで、進化できる自然界のメカニズムを、
充分に把握した生き様でしょう。
成長、進化を目指したチャレンジを、
止めることはありません。
留まることは、淘汰されることを意味する、
これも自然の掟を心得た行動でしょう。
まだまだ、人間界は植物たちの足元にも及ばない、
未熟な世界ですね。
どんどん、無限にある砂粒を見つけていくこと、
常に迷うことなく進化を目指したチャレンジをしていくこと、
未来の子どもたちが、
今の進化のさらに先を目指せるような、
成熟した世界を創っていかなければならないでしょう。
淘汰される道に気づいたら、
どんどん軌道修正していかなければ、
いつまでも進化は見えてきません。
自然の恵みは、溢れるほどにあります。
それをありがたく活用させてもらう術を、
人間が見つけられていないだけです。
あなたの追求している分野、領域でも、
どうぞ、今に囚われること、満足することなく、
新境地を目指して、どこまでも追求してください。
あなたの生き様が、人間界全体のそれになります。
あなたの進化が、人類の進化になります。
人間界だけが良ければいいという風潮は、
間違いなく、一人ひとりの認識と行動の現れです。
今が良ければいいという風潮も、
未来の子たちのことを考えた行動をしている人が、
少ない証明でしょう。
どうぞ、「自分くらいは」
自然との共生を考えなくても、
未来の子どもたちのことを考えなくても、
そういう行動を起こさなくても、
誰かが考え、やってくれて、
いつか世の中が変わっていくだろう。ではなく。
「自分だけでも」考え、行動を起こし実践する。
という発想になってください。
例え、広く伝わっていかなくても、
子どもたちや、家族は見ています。
例え、小さな実践でも、
共生や未来を見据えた行動を起こすことで、
あなたが追求している分野で応用できるヒントは、
必ず見つかってきます。
必要は発明の母ですから、
自然との共生、未来の子どもたちのために、
必要と感じられるものを見つけることが大切です。
創造の種子は、日常にあります。
今日もあなたが新たな砂粒を発見できる、
素晴らしい一日になりますね。
どうぞ、未来のために存分にお愉しみください!
(浜本哲治)
我が家の銀杏 いちょう の樹です