パフォーマンスの大きな違いを生み出すには、
表面的に大きく変えようとしても
徒労で終わるだけだ。
根源の小さな変化を起こしていくことだ。
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植物たちの環境適応力の高さ、
そして、常に最高の花などを咲かせるしなやかさには、
本当にいつも驚かされますが、
このしなやかさは、もっと植物たちから学びたいですね。
人間の身体も、可動域が広がるほどに、
自由度が高まるほどに、
柔軟性、適応力、しなやかさ、美しさは増していきます。
心も同様に、囚われの少なさ、自由度の高さが、
強靭なしなやかさを生み出していきます。
身体も心も硬直させては、
しなやかさは生まれてきません。
アスリートは、ミリ単位の可動域の違いが、
大きなパフォーマンスの違いや、
怪我の回避に繋がります。
しなやかさは同時に、
疲労の蓄積を減らしてくれます。
心身の疲労の蓄積は、
間違いなく、パフォーマンスの差を生み出しますし、
疲労が疲労を呼び込むことにもなります。
潜在能力を引き出すにも、
脳が疲れた状態では、閃きは出づらくなります。
人間はパフォーマンスを変化させようとする時に、
そのパフォーマンス自体を変えようとしてしまいがちですが、
これでは、恒常的に安定したパフォーマンスや、
しなやかさには繋がっていきません。
人間界の流れも、
根源的なことを変えるより、
表面的な対症療法に走る傾向があるのを、
見てもわかるように、
最高のパフォーマンスを生み出すために、
意識を向け、変化を加えていく場所を間違えています。
そこにひとりひとりが気づいていかないと、
自分一人が変わっても、大したことはないと考えてしまって、
人間界の大きな流れも、いつまでも変わっていきませんね。
自然界の大きな、確実な変化は、
根源の小さな変化がもたらすものです。
病などもそうですね。
表面的に症状に対処しても、
根本的な原因を取り除かない限り、
同じことを繰り返してしまうことになります。
夢へのチャレンジ、能力の進化へのチャレンジも同じです。
表面的なアクションの習慣を大きく変えようとしても、
エネルギーはたくさん使ってしまいますが、
結局、現れる効果に変化がなく、
苦悩しているケースは多いものです。
根源的な部分を、ほんの少し変化させることは、
エネルギーもストレスも少なくて済みますし、
その効果に与える影響は絶大です。
どうぞ、夢がなかなか近づいていかない、
能力の成長、進化が感じられないと感じていたら、
その要因となっているものを、
もっと根源的なところに探ってみてください。
ほんのわずかな差で、
現状が覆るほどの違いが出てくる、
ポイントは必ずあります。
このポイントを探し当てられると、
大きな飛躍に繋がることを、今日にも感じられる、
きっと、心躍る一日になりますよ。
(浜本哲治)
乙女椿 おとめつばき の花が咲いていました