不自然が横行している現代社会では、意識して自然に沿うことを感じることだ。沿えた瞬間に大きな充実感を感じられる。<1134>

不自然が横行している現代社会では、
意識して自然に沿うことを感じることだ。
沿えた瞬間に大きな充実感を感じられる。

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この土竜塚(もぐらづか)は小さめですが、
この数日前に、同じ場所には、
大きな土竜塚ができていました。

主に地中で生活する土竜(もぐら)くんですが、
太陽に当たると死んでしまうというのは誤りのようですね。

また、地中を辺り構わず掘っているわけでもないようです。
掘削作業は重労働なので、
積極的に穴掘りをするわけではなく、
主に、先祖代々のトンネルの修復や改修をやっているようです。

この土竜塚も、トンネル内に溜まった土を、
外に排出してできたものでしょうね。

我が家でも、土竜塚ができる場所は、
だいたい決まっていて、
寒い季節に比較的多くなりますから、
夏の間に、植物たちの根が旺盛に伸びて、
トンネル内に土を落とすのを、
外に出しているのでしょうね。

土竜は、大食漢のようで、
胃の中に12時間以上食べ物がないと、
餓死してしまうようですが、
食べるのはミミズや幼虫などで、
植物の根を食べることはありませんので、
作物などが、直接土竜の食害にあうことはありません。

植物が影響を受ける多くは、土竜のトンネルを利用した、
他の子たちによるもののようですね。

まあ、土竜くんがトンネルを通る時に、
根が切られることはあるでしょうがね。

我が家の土竜くんたちの巣も、
たぶん、我が家ができる前から、
ここに住み着いていたのでしょうから、
土竜くんたちの生活も尊重しなければいけませんね。

この数日前の土竜塚は、
うっかりストックの苗を、
土竜くんのトンネルのところに植えたようで、
土竜塚とともにパッタリと倒れていましたので、
さっそく他の場所に植え替えました。

郷に入っては郷に従え。
ということわざがありますが。

人間も自然界の中で暮らして、
自然の恵みで生かされていますから、
他の子たちの生活も尊重して、
暮らしていかなければならないでしょう。

また、自然界のルールに沿った生き方が、
最も快適な生き方になることは間違いありません。

植物たちも、目に見える地上でも、
様々な子たちと共存している姿を見せてくれますが、
地中の根も、目には見えませんが、
そこに住む子たちと、見事に共存しているからこそ、
地上部で元気に育てるのでしょう。

たぶん大木の根も、
土竜くんたちの巣とは共存して伸びているのでしょうね。

人間も、自然界に沿った生き方をするのは、
決して目に見える現象の中だけではありません。

心や思考の状態が、
自然に沿っているかどうかが、
現象になって現れる、言動に大きな影響を与えます。

本来は、心のままに行動していれば、
人間も自然の産物ですから、
自然界のルールに沿うことができるのでしょうが。

人間界のローカルルールが、
自然から離れ過ぎている現代では、
意識的に自然に沿うことを考えなければいけません。

どうぞ、何が自然で、何が不自然かを感じながら、
今日も一日を愉しんでください。

これまでズレていた言動が、
自然に沿った瞬間に、快適さや充実感が増すのを、
感じられる場面が多くなる、
今日も楽しみな一日になりますよ。

(浜本哲治)

土竜塚(もぐらづか)です。
土竜塚 もぐらづか です