玄米食は、健康を根底で支えてくれる。あらゆる場面で、自然のものは自然のままにを実践することだ。<1156>

玄米食は、健康を根底で支えてくれる。
あらゆる場面で、
自然のものは自然のままにを実践することだ。

<1156>


ビタミンB1の欠乏によって、
心不全と末梢神経障害をきたす病気である
「脚気(かっけ)」は、
平安時代以降、京都の皇族や上流階級を中心に発生して、
江戸時代の江戸では、
庶民にも精米した白米を食べる習慣が広まり、
副食を充分にとっていなかったこともあって、
脚気が大流行して「江戸患い」と呼ばれていたようです。

脚気は、栄養の偏りがちな現代でも、起こっていますし、
ビタミンB1不足は、様々な症状を引き起こします。

米糠から発見されたオリザニン(ビタミンB1)ですが、
日本人の主食である米を、精米することで、
多くの栄養素などを無駄にしています。

私は玄米食をお薦めしていますが、
毎食のお米から、食物繊維も豊富に摂れますので、
多くの病や、薬などからの健康への悪影響を与えている、
便秘や軟便にも、非常に有効です。

本来、自然のものは自然のままにいただくのが、
健康には最もいいことですから、
お米も玄米をいただいた方がいいのは、
間違いないでしょう。

精米された白米を食べるようになった経緯を見ても、
見かけにこだわって、
大切なものを排除してしまったようにも伺えます。

自然に手を加えすぎて、
大切なものを失い、余分なことを増やし、
不必要なものをためこむことは、
健康に関してもそうですが、
様々な場面で遭遇することですね。

主食であるお米でさえ、こういう状況ですから、
推して知るべしですね。

玄米は、炊き方を工夫すれば、
ふっくらと柔らかくいただけますし、
味わいも深いです。

玄米の素晴らしさを、すぐに体感できることは、
排便に覿面に現れます。

どうぞ、今日も、
自然は、食べ物だけでなく、
能力の発揮も、あらゆる出来事なども自然の産物ですから、
自然は、できるだけ自然のままに、
享受していく工夫を凝らしてください。

毎日、毎食の習慣になっている、
白米を玄米にしていくことは、
すぐにでも取りかかれることですね。

ひとつの習慣が変わるだけで、
健康も運命も、大きく違ってくることを、
ぜひ体感する一日をお愉しみください!

(浜本哲治)

紅梅(こうばい)も芽吹き、春の準備が始まっています。
紅梅 こうばい も芽吹き、春の準備が始まっています