思考で経験を持ち過ぎることなく、手放していけば、純粋さは、年輪を重ねるほどに洗練されていく。<1213>

思考で経験を持ち過ぎることなく、
手放していけば、
純粋さは、年輪を重ねるほどに洗練されていく。

<1213>


植物たち、特に木々を見ていて感じることは、
自然界で大人になるということは、
人間界で考えられているそれと、
少し違うような気がしますね。

どちらも風貌は年を重ねるごとに、
貫禄が出てきますが、
大きな違いは、内面のピュアさでしょうか。

木々は常に、最期の瞬間まで、
新たな領域にチャレンジしていきます。

また、風雪に耐えた樹皮は、
風貌を表すものですが、
一皮むけば、そこには若々しい鼓動が脈打っています。

経験は全てさらなる未知の領域に進むための、
糧、エネルギーになるだけで、
経験がチャレンジを遮ることはありません。

そのチャレンジも、
人間界にありがちな、経験が狡猾さを生み出すものとは違い、
自然に沿った、王道を常に進むものです。

大木の幹から芽吹いたばかりの小枝のチャレンジは、
種子から芽吹いたばかりの新芽と、
何ら変わることなくエネルギーに満ち溢れてチャレンジしますし、
違うところと言えば、さらに洗練された、
チャレンジになっているところでしょうか。

人間界では、純粋さは、
生まれたてがいちばん高く、
どんどん心に、色んなものを着込んでいきますが、
木々たちは逆に、生まれたても純粋ですが、
年々、さらに洗練されて、
純粋さが増していく感じですね。

これが、本来の自然の姿でしょう。

この純粋さの洗練を実現していくには、
まず何よりも、木々たちもそうであるように、
生涯を賭けて実現したい、
自然界での本来の夢を持って、
どこまでも追求していくことでしょう。

そして、思考と心が乖離しがちな人間には、
経験は思考から手放すことですね。
経験した知識や情報は、
潜在領域に全てインプットされていますから、
それは、必要な時に引き出されてきます。
心配することなく手放すことです。

思考で経験を持ち過ぎると、
それは、単に思考枠、限界の設定になるだけです。
常に変化し、少しの違いが大きな差を生み出す自然界では、
思考に溜め込んだ体験は、
あまり意味のないものになります。

そして、思考を働かせないほどに、
潜在脳が働いてくれますから、
思考は夢に才能や潜在脳、心を向けさせることに、
精一杯使うことで充分でしょう。

どうぞ、純粋にひたすら、あなたの夢を追いかけてください。
追求する夢が、自然界で本来目指すべきものであれば、
それは、本質に迫ることになりますから、
純粋さは、どんどん洗練されていきます。

そして、思考にできるだけ着込ませないようにして、
あなたの内面から溢れ出すエネルギーを感じてください。

溢れ出すエネルギーが変わってくると、
容貌の変化以上に、環境に与える影響が大きくなります。

純粋さが洗練されるほどに、
あなたの事に与えるパワーの違いを感じられる、
今日も素敵な一日になりますね。

夢やエネルギーは目に現れます。
最近は、夢の実現や能力開発のお手伝いが多くなってきましたが、
あなたの素敵な夢やエネルギーが映っている目に、
会えることも楽しみにしています。

(浜本哲治)