1ミリでも自然に近づいていくことだ。
人間界を含む自然界の奥深さ、
素晴らしさを感じていこう。
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冬の間、すっかり枯れたように見える、
百日紅(さるすべり)とクレマチスが、
春の訪れとともに、
突然枯れ枝に、芽吹き、花を咲かせる様子は、
奇跡や再生を感じさせてくれます。
今、我が家の庭では、
壁や塀などと、植物たちのコラボレーションや、
植物同士のコラボレーションを、
盛んに推進しています。
これは、野菜たちの混作や、
雑草たちとの共存でも明らかなことなのですが、
様々な発見や気づきを与えてくれますし、
自然に近い状態に戻していくことで、
人間が大きな恩恵を受け取ることになります。
ペット化してしまった植物たちではなく、
自然の植物たちを、できる限り身近で感じることは、
季節を満喫できることに、
それぞれの季節を快適に過ごせるようになることは、
まず間違いのないことです。
その植物たちの凄さは、
真夏の木陰の涼しさが、
単なる日陰ではないことを、
体感することで実感できるでしょう。
大地と繋がれる小さなスペースさえあれば、
植物たちは、本当に身近で、
その偉大さを感じさせてくれます。
また、植物同士のコラボレーションは、
これまた、人間にとっては感動的な姿を、
普通に、当たり前に見せてくれます。
協力しあうことはもちろんのことですが、
それぞれが最高を持ち寄り合って、
これぞ、最強のコラボレーション!
と言えるものを創り出していきます。
そういう様子を身近で感じていると、
人間界の未成熟さを痛感することになりますし、
少しでも近づけるようにチャレンジしていく、
モチベーションにもなりますし、
その方法さえも、実践を通じて学ぶこともできます。
数メートルほどの距離のところにある、
コンクリートを土で覆っただけのコンクリートガーデンに、
雀くんなどのたくさんの鳥たちがやってきて、
色んなものを啄んでは、お土産を残していってくれています。
そのおかげで、種子を蒔いた記憶のない、
たくさんの植物たちが芽吹き、
その生き様を見せてくれています。
これまでは、コンクリートがあるだけの、
無機質な場所だったところが、
こんなに学びの場になって、
暮らしを快適にしてくれることになるとは、
本当に驚きの連続です。
その少し先には、木があるのですが、
ほんの1メートル自然に近づいただけで、
自然は別世界を見せてくれます。
これは、体感しないとわからないことですが、
生活にも、才能、能力の開発にも、
その結果である夢の実現にも、
間違いなく大きな違いをもたらしますね。
自然を身近で感じていくことは、
工夫次第でいくらでもできます。
どうぞ、あなたも、
できるだけ身近に自然を感じられるような、
環境にしていくことに、少しずつでもチャレンジしてください。
自然にほんのわずかでも近づくことで、
本当にビックリするくらい、学べることや、
感じるものがあることがわかりますよ。
1ミリの進化でも、大きな進化ですが、
1ミリ自然に近づくことも大きなことです。
そして、それほど難しいことではありませんね。
結果として1ミリの進化も実現してくれるでしょう。
今日もどんどん自然に近づいて、
まだまだ、その先に深く知り、学び、
感じなければならないことが、
たくさんあることを感じてください。
人間界だけを感じていては、
底の浅いものしか感じられないものを、
どこまでも深遠な深さを感じさせてくれる、
自然に近づき触れることの素晴らしさを、
今日もどうぞお愉しみください。
(浜本哲治)
百日紅 さるすべり に這って花を咲かせている、風車(かざぐるま)クレマチスの花です