実現力を高める集中力を高める秘訣は、
囚われを極力手放していくことだ。
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別名を黄花藤(きばなふじ)と呼ばれる、
金鎖は、その名の通り藤と同じ、
マメ科の子です。
花の姿も、藤の花に似ていますね。
この鮮やかな黄色は、雨の薄暗い中に映えています。
この子は藤のそばにいるのですが、
藤の花が終わる頃に満開になってきます。
英名はGolden Chain(ゴールデン・チェーン)
金鎖の和名は、ここから来ているのでしょうね。
金鎖の花言葉は、
「哀愁の美」「哀調を持った美しさ」「淋しい美しさ」
金鎖(きんぐさり)は、マメ科の子らしく成長も早く、
この子の場合、一途に真っ直ぐに天を目指して、
伸びていきます。
藤(ふじ)や針槐(はりえんじゅ)など、
マメ科の子たちの成長の様子は、
まさに、あれよあれよと言っている間に、
伸びていきます。
植物たちはどの子も、
成長の速さに違いはあっても、
成長、進化に対する貪欲さと集中力は、
本当に見事なものがあります。
その集中力の高さの極意は、
植物たちから学ぶことができますが、
何よりもまずは、愉しむこと。
これは必須ですね。
非常に悲しげな花言葉の金鎖ですが、
この子の明るさは、花だけでなく、
そのチャレンジからも見て取れます。
底抜けな明るさ、
全てを愉しむエネルギーは、
植物たちみんなに共通していることですね。
そして、当然と言えば当然なのですが、
余計なことに心を奪われないことが、
集中力を高める秘訣にあるでしょう。
ひとつのことに集中する、
集中力自体を高めようとすることも、
大切なチャレンジではありますが、
同時に、不要不急のことに、
五感や心を奪われないようにすることも、
重要なチャレンジになりますね。
不要不急のことに、囚われないコツは、
こうあるべきだというような、
枠を創らないことでしょう。
これは、しなやかさとも繋がってくることですが、
目指す夢を実現していくことだけに拘っていて、
その手段や過程は、極力囚われないことで、
しなやかさ、可能性が増すのと同じように。
夢の実現に関連しないことなどは、
あまりこだわりや決めつけを持たないことで、
成り行きに任せることですね。
そうしていくことで、
意識や心を奪われることが少なくなり、
必然的に集中力は高まっていきます。
こだわり、囚われを手放していけるのは、
自分自身の能力を信じてあげること、
可能性は無限にあることを感じてあげることですね。
この辺りも、植物たちはさすがに、
自然界の道理を心得ているので、
あれだけの高い集中力と、
想像を超える能力を引き出していけるのでしょう。
どうぞ、こだわり、囚われを少しでも手放して、
集中力を高めてください。
あなたのエネルギーを一点に集中させる時間が、
少しでも長くなれば、
それだけ、事の成就、才能の進化が実現していきます。
人間の進化の余地の大きな部分が、
しなやかさ、集中力を生み出す、
囚われをいかに少なくしていけるかです。
囚われをひとつ手放すごとに、
集中力が高まるのはすぐにでも感じられます。
集中力が高まる快感を覚えられる、
今日も素晴らしい一日になりますね。
(浜本哲治)
金鎖 きんぐさり の花も満開になっています