思考から思感へとリレーしていくことで、機能は低下しても能力は向上する日々にしていこう。<1512>

思考から思感へとリレーしていくことで、
機能は低下しても能力は向上する
日々にしていこう。

<1512>


樹々は、成長とともに風格を増していきますが、
その鮮度、新鮮さ純粋さが失われることはありません。

能力、美しさ、見事さには、
どんどん磨きがかかり洗練されていきます。

風格は老化、退化とは違い、
味わい深くなって、洗練の妙と言えるでしょうか。

ただ、樹々たちも人間と同様に、
幼木の時には、若気の至りのような感じの、
動きをしていることがあります。

しかし、それを抜けていくのが、
本当に早いですね。

この植物たちの抜け方を見ていると、
人間が、本当に成長、進化、レベルアップしていくことが、
どういうことなのかが見えてくる気がします。

やはり、その違いは、
思考と思感の違いと言えるでしょう。

人間界では、思考でたくさん考えること、
熟慮することが年輪を重ねた象徴のように、
捉えられていますが。

これでは、年輪が老化、退化にしかなっていかないでしょう。

人間の行動や脳の機能などを、
そして、感情が思考の産物であることを見て、感じてみても、
思考が活発に働く若年の時ほど、
考え過ぎて、行動が散漫になっていく傾向があります。

そして、筋肉の表層筋、アウターマッスルと同じように、
どんどん機能が低下していく思考領域に、
いつまでも固執していると、
能力が低下するだけ、老化、退化するだけという、
現象になってしまいます。

これを、思考から思感へと、
筋肉の深層筋、インナーマッスルを覚醒させて、
表層筋の機能低下を、補って余りあるほどに、
機能を向上できるのと同じように、
覚醒させ、バトンタッチしていけるかどうかが、
進化できる領域へと入っていけるかどうかになってくるでしょう。

もちろん、思考能力の低下を待つまでもなく、
意図的に、思考偏重からの脱却、
思感の覚醒を早い段階から実践していくことで、
樹々たちのように、洗練に早くから向けていけますね。

思考を働かせ過ぎると、
エネルギーが散逸、散漫になることに、
そうなっていることに、ぜひ気づいてください。

エネルギーは無駄な動きなく、静かに、
一点に集中させていくことで、
自分自身の行動も、環境に与える影響も、
大きなエネルギーになっていきます。

人間より遥かに寿命の長い樹々たちの、
若気の至りは、長くても数年です。
早々に、その段階、レベルは通過して、
さらなる高みにチャレンジする段階に入っていきます。

どうぞ、あなたの素晴らしい才能、能力には、
できるだけ早い段階で、高いレベルの、
洗練、チャレンジができる、
脳の使い方、エネルギーの使い方を授けてあげてください。

これは、思い次第で、すぐにでもシフトしていけます。

感情や状況、環境に左右されることなく、
無駄な動きや力が抜けて、
老獪になるのではなく、
常に新たな領域へ突入して、
能力、愛を洗練し続けられる領域で、
過ごす一日は、とてもエキサイティングになっていきます。

今日は昨日より、機能は低下しますが、
能力は向上することをぜひ感じて、
素敵な一日をお愉しみください!

(浜本哲治)

杏子(あんず)の実が色づいてきました。
杏子 あんず の実が色づいてきました