命の循環を身近な自然の中で、深く感じることだ。<1610>

命の循環を身近な自然の中で、
深く感じることだ。

<1610>


蕾みをたくさん付けていたエンジェルストランペットが、
豪華な大輪の花を咲かせてきました。

非常に特徴的な黄色の色と、
独特の形が、その大きさとともに、風景に映えます。

エンジェルストランペットの開花のそばでは、
蜘蛛と蛾の出会い、自然界のひとつの運命の出会い、
循環のドラマと遭遇しました。

たぶん、花にやって来た蛾を、蜘蛛が待っていたのでしょう。
ちょうど、蜘蛛が運ぼうとしている場面に遭遇しました。

食物連鎖は、人間がたぶん最も大量に、
生物たちの命をいただいているのですが、
どうやら、その認識が薄く、
無駄に、自然界の尊い命を奪ったり、
人間同士での、争いも増え続ける社会を、
創ってしまっています。

また、人間は自分たちのことだけしか考えずに、
他の生き物たちの出会いを妨げたり、
奪ったりしているのも現状でしょう。

そして、それに気づいていないのが、
現代の人間界の様々な問題を引き起こしている
要因にもなっているでしょう。

どうぞ、小さな自然界の出会いや、循環に触れて、
命を感じてください。

自分自身の命を繋いでくれている命を感じてください。

命の大切さは、たぶん他人事になってしまっていることで、
奪われてしまっている、状況も見ても、
なかなか、行動が変わるところまではいかないでしょう。

それよりは、自分自身の命に繋がる、
小さな命を感じることの方が、
その尊さ、大切さは感じられるでしょう。

育ってくれるのを、実際に見守った植物たちを、
いただくことには、大きな意味があります。

また、そこで起こっている様々の命のドラマを、
聞いたり、読んだりするのではなく、
実際に見て、触れて、感じることが大切です。

どうぞ、自然と深く関わり、深く感じてください。

小さな自然の中にも、自然界の全てがあります。

命の尊さを感じるためには、
実際に、支えてくれている命を感じることです。

いつもは、何気なく見過ごしている、
目の前の小さな自然の中に、様々なドラマがあり。
そのひとつひとつに深い意味があります。

どんなに脚色された、人間の創ったドラマを見るより、
小さな自然の、実際に命を繋ぐ場面を見る方が、
大いに学べることを、きっと感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますね。

どうぞ、貴い命を存分に燃やし尽くしてください。

(浜本哲治)

エンジェルストランペットの花が咲いてきました。
エンジェルストランペットの花が咲いてきました