命の循環を身近な自然の中で、
深く感じることだ。
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蕾みをたくさん付けていたエンジェルストランペットが、
豪華な大輪の花を咲かせてきました。
非常に特徴的な黄色の色と、
独特の形が、その大きさとともに、風景に映えます。
エンジェルストランペットの開花のそばでは、
蜘蛛と蛾の出会い、自然界のひとつの運命の出会い、
循環のドラマと遭遇しました。
たぶん、花にやって来た蛾を、蜘蛛が待っていたのでしょう。
ちょうど、蜘蛛が運ぼうとしている場面に遭遇しました。
食物連鎖は、人間がたぶん最も大量に、
生物たちの命をいただいているのですが、
どうやら、その認識が薄く、
無駄に、自然界の尊い命を奪ったり、
人間同士での、争いも増え続ける社会を、
創ってしまっています。
また、人間は自分たちのことだけしか考えずに、
他の生き物たちの出会いを妨げたり、
奪ったりしているのも現状でしょう。
そして、それに気づいていないのが、
現代の人間界の様々な問題を引き起こしている
要因にもなっているでしょう。
どうぞ、小さな自然界の出会いや、循環に触れて、
命を感じてください。
自分自身の命を繋いでくれている命を感じてください。
命の大切さは、たぶん他人事になってしまっていることで、
奪われてしまっている、状況も見ても、
なかなか、行動が変わるところまではいかないでしょう。
それよりは、自分自身の命に繋がる、
小さな命を感じることの方が、
その尊さ、大切さは感じられるでしょう。
育ってくれるのを、実際に見守った植物たちを、
いただくことには、大きな意味があります。
また、そこで起こっている様々の命のドラマを、
聞いたり、読んだりするのではなく、
実際に見て、触れて、感じることが大切です。
どうぞ、自然と深く関わり、深く感じてください。
小さな自然の中にも、自然界の全てがあります。
命の尊さを感じるためには、
実際に、支えてくれている命を感じることです。
いつもは、何気なく見過ごしている、
目の前の小さな自然の中に、様々なドラマがあり。
そのひとつひとつに深い意味があります。
どんなに脚色された、人間の創ったドラマを見るより、
小さな自然の、実際に命を繋ぐ場面を見る方が、
大いに学べることを、きっと感じられる、
今日も素晴らしい一日になりますね。
どうぞ、貴い命を存分に燃やし尽くしてください。
(浜本哲治)
エンジェルストランペットの花が咲いてきました