言葉で表現できない、思考では理解できない領域に、無限の可能性がある。脳の潜在領域の使い方を体得していくことだ。<825>

言葉で表現できない、
思考では理解できない領域に、
無限の可能性がある。
脳の潜在領域の使い方を体得していくことだ。

<825>


言葉は便利なものですが、
それで、全てを伝え尽くすことは出来ません。

今、目の前で起こっていることを、
言葉だけで、全て正確に伝えることも、難しいものですね。

今、体験した感動も、言葉にすると、
その感動を余すことなく伝えることもできず、
自分の語彙の乏しさを感じるものです。

そもそも、言葉にできないような体験も、
日々たくさんしているものですね。

この実際に感じたものと、それを表現した言葉の差が、
人間の脳の、思考領域と潜在領域の違いのようなものでしょう。

そこにある、確かにあるが、
それを感じられなかったり、表現できない。
感動のほんの一部、ごく僅かしか言葉に出来ないように、
あなたの潜在意識の領域は、膨大な領域として存在します。

そして、感性によって、
その領域の情報は顕在化しています。

ごく僅かしか表現できない、組み合わせしかない思考領域より、
遥かに多くの組み合わせを持って、
日々、融合、熟成されている潜在領域からの情報は、
ぜひ、有効に活用してください。

考えたことより、閃いたことに、
先にアクションを起こしてみることです。

人間界では、閃きより思考を重要視しますが、
これは、本当にもったいないことです。

先見の明を最高に働かせるのも、
予知などの能力も、思考より潜在意識に分がありますね。

ある日に、こんなことがありました。
庭の緑のカーテンを昇ろうとしている瓢箪が、
たくさんいたのですが。

その朝は、ある場所の一人の子が、何故か気になり、
少し蔓の方向を、動かしてあげたいと思っていたのですが、
その時には、何もしないままにいましたが。

月に一度我が家に来てくださる方が、
今日やって来て、その子を踏んづけてしまいました。
幸い、命には別状はありませんでしたが。

こういう俗に言われる虫の知らせは、
日常的に人間は感じているものです。

植物や人間以外の動物たちには、
自然の変化を敏感に感じる能力や、
人間の思いのエネルギーをキャッチする能力などが、
明らかにありますが。

全ての動植物の脳を包含していると言われていて、
自然の産物でもある人間の脳に、
そういう能力があっても不思議ではありませんね。

脳は使わない能力は退化したり、使えなくなるものです。
様々な能力を研ぎ澄ましていくには、
自然に触れて、自然の力を借りるのがいちばんですが。

いずれにしても、あなたの脳には、
まだまだ、眠っている能力がたくさんあることを、
まずは認識しておくことですね。

そうすることで、思考の限界を、
自分の限界としないことが可能になります。

能力は、ダメだという思考によって、
本来持ち合わせている能力も引き出せなくなり、
同時に潜在能力とのアクセスを断ってしまいます。

思考の限界を設けないことが、とても大切なことです。

どうぞ、思考に囚われずに、
もっと大きく、広く脳を使う、イメージを持ってください。
そして、自分の脳の可能性を信じてあげてください。

脳の使える領域が増えてくれば、
きっと、毎日の同じ世界の見える風景が違ってきますね。

(浜本哲治)