言葉で表現できない、
思考では理解できない領域に、
無限の可能性がある。
脳の潜在領域の使い方を体得していくことだ。
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言葉は便利なものですが、
それで、全てを伝え尽くすことは出来ません。
今、目の前で起こっていることを、
言葉だけで、全て正確に伝えることも、難しいものですね。
今、体験した感動も、言葉にすると、
その感動を余すことなく伝えることもできず、
自分の語彙の乏しさを感じるものです。
そもそも、言葉にできないような体験も、
日々たくさんしているものですね。
この実際に感じたものと、それを表現した言葉の差が、
人間の脳の、思考領域と潜在領域の違いのようなものでしょう。
そこにある、確かにあるが、
それを感じられなかったり、表現できない。
感動のほんの一部、ごく僅かしか言葉に出来ないように、
あなたの潜在意識の領域は、膨大な領域として存在します。
そして、感性によって、
その領域の情報は顕在化しています。
ごく僅かしか表現できない、組み合わせしかない思考領域より、
遥かに多くの組み合わせを持って、
日々、融合、熟成されている潜在領域からの情報は、
ぜひ、有効に活用してください。
考えたことより、閃いたことに、
先にアクションを起こしてみることです。
人間界では、閃きより思考を重要視しますが、
これは、本当にもったいないことです。
先見の明を最高に働かせるのも、
予知などの能力も、思考より潜在意識に分がありますね。
ある日に、こんなことがありました。
庭の緑のカーテンを昇ろうとしている瓢箪が、
たくさんいたのですが。
その朝は、ある場所の一人の子が、何故か気になり、
少し蔓の方向を、動かしてあげたいと思っていたのですが、
その時には、何もしないままにいましたが。
月に一度我が家に来てくださる方が、
今日やって来て、その子を踏んづけてしまいました。
幸い、命には別状はありませんでしたが。
こういう俗に言われる虫の知らせは、
日常的に人間は感じているものです。
植物や人間以外の動物たちには、
自然の変化を敏感に感じる能力や、
人間の思いのエネルギーをキャッチする能力などが、
明らかにありますが。
全ての動植物の脳を包含していると言われていて、
自然の産物でもある人間の脳に、
そういう能力があっても不思議ではありませんね。
脳は使わない能力は退化したり、使えなくなるものです。
様々な能力を研ぎ澄ましていくには、
自然に触れて、自然の力を借りるのがいちばんですが。
いずれにしても、あなたの脳には、
まだまだ、眠っている能力がたくさんあることを、
まずは認識しておくことですね。
そうすることで、思考の限界を、
自分の限界としないことが可能になります。
能力は、ダメだという思考によって、
本来持ち合わせている能力も引き出せなくなり、
同時に潜在能力とのアクセスを断ってしまいます。
思考の限界を設けないことが、とても大切なことです。
どうぞ、思考に囚われずに、
もっと大きく、広く脳を使う、イメージを持ってください。
そして、自分の脳の可能性を信じてあげてください。
脳の使える領域が増えてくれば、
きっと、毎日の同じ世界の見える風景が違ってきますね。
(浜本哲治)