多様な捉え方があるのが自然界である。
しっかりと伝えたいことは、言葉に頼り過ぎず、
醸し出される思いの強さを大切にすることだ。
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花の姿ひとつでも、人それぞれに捉え方が違うように、
言葉や行動の捉え方、状況の捉え方も、
もちろん、違って当たり前ですね。
植物たちの育ち方を見ていても、
ある状況に、どう対処していくのか、
予測して見守っていると、
多くのケースで、予測を裏切ってくれます。
自分の想像力の貧弱さを思い知らされます。
植物たちからは、様々なことを学べますが、
得てして、固定的になりがちな発想や、
凝り固まった柔軟性を、ほぐしてくれたり、
想像力も養ってくれますね。
環境や自分以外の人が、
自分の思い通りにならないのは、
ごく自然なことで、悲観することでもありませんね。
むしろ、自分の想像、想定を超えることは、
自分自身の気づきや、想像力、柔軟性を、
養ってくれる、ありがたいものだと捉えた方がいいでしょう。
ただ、伝えたいことがある場合には、
人間は、言葉に頼りがちですが、
言葉には限界もありますし、
一度言ったことで、真意が全て伝わっているとは、
考えないことですね。
また、言葉より行動の方が真意は伝わりますし、
言葉や行動、何気ない仕草などに、
全てが現れてくる、思いがより大切です。
思いや行動の伴わない言葉ほど、
伝わりづらいものはありませんからね。
今日も意図しないことが、たくさん起こります。
どうぞ、捉え方の多様性を感じて、
あなたのしなやかさ、想像力の醸成に役立ててください。
そして、夢や向かう方向を伝えるには、
あなた自身の夢や思いを明確にすることです。
辿り着きたい場所が明確で、
そこに辿り着く道は、幾通りもあることを、
柔軟性を高められた脳で感じられれば、
今日も、全てを愉しめますね。
(浜本哲治)
金魚草 きんぎょそう の花です