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商工まえばし あの人この人

商工まえばし あの人この人 フィールド・オブ・ドリームズ

“フィールド・オブ・ドリームス”

あの人この人 写真・平山利男 ラガーマン 浜本哲治

  • “フィールド・オブ・ドリームス”


    後閑町の田圃の中、前橋のケビン・コスナーが夢と楕円形のボールを追う。


    大分の舞鶴高校のラグビー部監督に口説かれ、あっという間にはまってしまった。
    花園の桧舞台から早稲田へ。そして、東京海上火災へとラグビーの炎は燃え続けた。


    ついに平成12年11月11日、J‐DREAMというクラブチーム形成。
    長年にわたる夢を自ら実現した。


    「最低必要条件は専用グラウンド。義母の田圃を借りて仲間と整備、クラブハウスとトレーニング室は古い小屋」。


    小学校1年生から40代までのラガーが浜本氏と同じ夢を。
    並みの夢ではない。
    「みんな国体代表や日本1位を狙って、前を向いて頑張っています。僕はいつの日かプロ・チームになればなぁと考えちゃいますよ」。


    ラグビーの魅力とは
    「まぁ、全身を使って走ったり接触したり、たまりませんね。そして、チームスポーツの中で、時には15人がリーダーシップ、個人プレー、チームプレーをこなすでしょう。一般社会とまったく同じですかなぁ」。


    激しい試合を終えた後は、闘った敵と酒を飲めるなんて。


    「もし誰かが汚いプレーをしても、笛がなったらみな忘れてしまう。試合中に全部出し切って何も残らない。試合中のことはどうでも良いという感じ」。
    選手兼指導者の浜本氏。


    「スポーツに関して日本の考え方は少し遅れている。一般的には一つの道楽や趣味に過ぎないと思う人が多い。僕にとって、スポーツは文化と思います」。


    確かに大切な文化であり、そして夢である。


    (文責 ポール・レクター)