問題の発生しているところには、
必ず不自然な要因がある。
手を加えるのではなく、自然に戻していくことで
真の豊かさを実感していこう。

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食物繊維はしっかり摂れているでしょうか？
現代人の病の原因の多くは、
食物繊維の不足だとも言われています。

私も通常の五大栄養素に、
「食物繊維」と「水」を加えて、
七大栄養素と言っていますが。

食物繊維は、直接細胞を構成する栄養素にはなりませんが、
その栄養素を身体に吸収する腸の環境を整えたり、
健全な排便のためなどに、非常に重要な役割を担っています。

人間の身体の細胞の新陳代謝のメカニズムからして、
摂る栄養素を考えることももちろん大切なのですが、
それと同等以上に、身体に必要のないもの、
不自然なものを、いかに身体に入れないかが、
健康に大きな影響を与えるのと同じように。

摂る栄養素だけではなく、
摂った栄養素をいかに無駄にしないようにするかも重要ですね。

この部分も、
いかに自然に近づけるかが、
大切なポイントになります。

摂る栄養素に関しても、
加工食品化が進んで、
どんどん自然のものから離れていっていますし、
そもそも、野菜などの食材自体が、
加工食品化してきているのが、
現代社会の大きな問題のひとつでしょう。

食物繊維に関しても、
この加工食品化の影響は大きいですね。

加工食品化、不自然化の最たるものが、
お米かもしれませんね。

そして、このお米に手を加えない、
自然に近い形でいただくことで、
食物繊維の不足の問題は、
その大半が解決していくでしょう。

摂れる栄養素にももちろん違いが出てきますね。

江戸時代に、脚気が大流行したことからも、
明らかなことですが。
お米に多くの手を加えて、
白米に精米してしまうことは、
大切な部分だけを削ぎ落としていることになります。

お米の自然に近い状態は玄米ですね。
白米と玄米の栄養素の差、
食物繊維の違いには、雲泥の差があります。

大切なものを、わざわざたくさん削ぎ落としておいて、
野菜などをたくさん摂りなさいという、
なんとも不思議な不自然をやっているのが、
日本の社会と言えるでしょう。

食物繊維の不足や栄養素の不足の、
かなり多くの部分が、白米を玄米に変えることだけで補えます。

また、主食がお米の日本で、
精米するエネルギーが減ることは、
たぶん、とんでもないエネルギーの節約にもなるでしょう。

必要な栄養素の不足を補えて、
エネルギーも節約できる。

自然に少し近づけようとするだけで、
人間の身体にも自然環境にも好影響がある、
非常にいい例でしょう。

毎年、稲の乾燥だけで、
原発4基分の電力を使っていると言われています。
精米には、どれほど使われているでしょうね。

それに、玄米を食べることで、
食物繊維の摂れ方が明らかに違うことは、
すぐにでも体感できます。

電力に関しては実感はないかもしれませんが、
この体調の変化には驚くことになるでしょう。

自然に沿うこと、近づくこと。
現代社会では、あらゆる場面で、
できることは、まだまだたくさんあります。

表面的な快適さを追求して、
本質的なことを見失って、
感じる必要のない、不健康などのストレスを感じている
滑稽な状態にぜひ気づいてください。

そして、あらゆる分野にそういうことは横行していますので、
あなたの才能、能力で、
少しでも自然に近づけるようにチャレンジし、
自然の方向、本質に向けての、
能力の追求、進化を実現していってください。

問題の発生しているところには、
必ず不自然な要因があって、
自然に戻す、自然を追求できる余地がありますから、
どうぞ、今日も、
不自然を発見して自然に戻すことに、
チャレンジしてください。

白米を玄米にするだけで、
食物繊維不足の大半が解決するように、
新たな発見が見えてくる、
今日も楽しみな一日になりそうですね。

最高の一日を今日も存分にお愉しみください！

（浜本哲治）