自然が育んでくれることは、自然に委ね、無闇にやることを増やさず、本来やるべきこと、自分にしかできないことに集中することだ。<734>

自然が育んでくれることは、自然に委ね、
無闇にやることを増やさず、
本来やるべきこと、
自分にしかできないことに集中することだ。

<734>


自然は、一旦手を入れだすと、
どんどん、手を加えなければならない、
状況になってしまいます。

これは、作物たちを、
自然栽培で育てようとしてきて、
痛感したことでもあります。

人間が手を加えることで、
自然に任せておけば、
自然が見事に最高の形で、
やってくれることを、
不完全なことしか出来ないのですが、
人間がやらざるを得なくなります。

土を耕したり、肥料や農薬、水やり、
全ての工程において、
自然に任せておけば、
最高の形になって、
人間が手出しをする必要がなくなります。

今のところ、人間が出来ることは、
育てたい子の、種子を蒔くこと。
育てたい子の、陽当たりだけを確保すること。
そして、恵みをいただくこと。

これだけで、作物は元気に育ってくれます。

根本的な、種子が、
一年限りのF1種のように、
人間の手が加わっていますが。

それでも、循環させていけば、
種子蒔きの必要もなくなってくるでしょう。

これは、人間界で、
夢を実現したり、才能を育てることにも、
当てはまることでしょう。

人間は、とかく手を加え過ぎて、
自ら、やることを増やしています。
それも、自然に任せていれば、
手出しをするより、
遥かにいい形で育んでくれるものを、
中途半端に手出しをして、
忙しくしてしまっていますね。

そして、本来やるべきこと、
どこまでも追求していかなければならないことに、
エネルギーも時間も使えなくなっています。

どうぞ、やることを無闇に増やさないでください。

やることを増やすことが、
夢の実現に近づくことでは、
決してありません。

知らぬ間に、増えてしまうものですが、
どうぞ、常にシンプルに削ぎ落としてください。

あなたの夢の実現に向けて、
あなたがやるべきこと、
あなたにしか出来ないことを見極めて、
出来るだけ絞り込んだことに、
あなたの貴重なエネルギーと時間を投入してください。

才能の進化も、夢への前進も、
あなたにしか出来ないことを、
どこまでも深く、遠くまで進めていくことです。

シンプルに集約されたチャレンジが、
今日も素晴らしい一日にしてくれますね!

(浜本哲治)

薔薇(ばら)のピエール・ドゥ・ロンサールの花です。
薔薇 ばら のピエール・ドゥ・ロンサールの花です