一瞬で全てが変わってしまうこともある。
自然界のこの特性を最大限生かし、
何にフォーカスするかが重要なポイントである。
<1110>
ある朝、いつものように、
相棒の銀杏に挨拶に行くと、
一瞬だけ、これまで嗅いだことのない香りを、
鼻の奥から、脳を刺激するように、
感じさせてくれました。
辺りを見回しても、特にいつもと違う香りが、
漂ってきそうなものも見当たらず、
もう一度嗅ごうとしても、
どこにも、その香りはありませんでした。
植物たちは、いつも一瞬で、
何かを教えてくれようとしたり、
刺激を与えてくれることが多いですね。
その日の香りが、何を意味しているのか、
その一瞬で、気づくことはできませんでしたが、
とりあえず、一瞬の大切さを改めて感じました。
自然界はもちろんですが、
人間界の中でも、一瞬にして、
状況が変わってしまうことは、よくあることですね。
環境などの物理的な状況は変わらなくても、
心の状態などが、変わることは、
頻繁にあることですね。
どんな状況であっても、
視点を少し変えるだけで、
苦痛の状況が、楽しい学びの場になったり、
楽しい気持ちが、ほんの一言で、
つまらないものになることもありますね。
同じ状況でも、見る人が違えば、
違う感情を抱いたり、
同じような感性を持っている人たちでも、
同じ状況の、見る場所が違うだけで、
全く違う感情を感じたりするものです。
ほんの小さな、ひとつの出来事でも、
一人の人間は、全ての面を見ているわけではありませんから、
見えたひとつの面に囚われてしまうことは、
もったいないことですね。
また、どこにフォーカスするのも自由ですから、
学べるところ、未来に繋がるところに、
フォーカスする思考や習慣も、
ひとつの能力の進化へのチャレンジになるでしょう。
フォーカスする部分や、
フォーカスシフトする速さが、
植物たちと、人間の大きな違いでもあるでしょうね。
時間がないと言いながら、
どうでもいいこと、どうにもならないことに、
いつまでも囚われていたり、
立ち止まったり、前に進めなくなる面に、
あえてフォーカスしてしまうのも、
人間の傾向であるかもしれません。
その違いが生まれる要因は、
やはり、目指すものが明確になっているか、
その目指すものに到達することの優先順位や、
思いの強さの差とも言えるでしょう。
人間から見ると、植物たちには、
悩みがなく、ただ能天気なだけに感じられるかもしれませんが、
これは、人間の思い違いであったり、
ある種の傲慢であると考えた方がいいでしょう。
感情も意思も、思考も持ち合わせていて、
それらが、人間より遥かに繊細なものなのですが、
日々、時々刻々変化する自然環境の中で、
常に愛のエネルギーだけを放出できていることを、
考え、感じてみることですね。
そう考えると、まだまだ人間は未熟であること、
そして、まだまだ進化の余地があることがわかるでしょう。
どうぞ、色んな出来事がありますが、
何があっても、笑顔でいられるあなたに、
ぜひチャレンジしてください。
自然界では、それを実践している子たちがいますから、
私たちにできないことはないでしょう。
起こった出来事の、どこにフォーカスするか、
笑顔になれる面を、どれだけ早く見つけられて、
どれだけ速くフォーカスシフトできるか。
ぜひ、楽しみながらチャレンジしてください。
一瞬で心が変えられることを体感できて、
いつもそれを実践できるようになれば、
輝く毎日になること請け合いです。
今日も終始、素敵なあなたの笑顔が、
たくさんの人に幸せを届ける、
素晴らしい一日になりますね。
どうぞ存分にチャレンジしてください。
(浜本哲治)
岩蓮華 いわれんげ の花です