一点をスパイラル状のアプローチで
掘り下げていくことだ。
自然界のエネルギーの動きに
沿ったチャレンジである。
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捩花の螺旋状に咲く花の様子は、
そのまま、自然界のエネルギーの動きの姿です。
横から見ると波状に見えますが、
立体的に見ると螺旋状です。
この螺旋状のエネルギーの動きが、
自然界の、そして自然界に存在する全ての生き物の、
進化を実現できる根源でもあります。
動植物たちや人間の、
心身のしなやかさも、
このスパイラル状のエネルギーの動きによって、
創られているのは間違いないでしょう。
植物たちの物理的な行動を見ていても、
直線的では、超えてはいけない壁なども、
螺旋状の動きをしているからこそ、
跳ね返されることなく、
伝ってでも超えていけることになっています。
人間の動きでも、思考、発想でも、
強く、しなやかな動き、発想は、
決して直線的なものからは生まれてこないでしょう。
直線的な発想では、
視野が一方向にしか向きませんから、
視界、視野が非常に狭くなってしまいます。
螺旋状の動き、発想を持てば、
360度の視野を持つことができますね。
掘り下げる点はピンポイントに、
そこを螺旋状に掘っていく作業、発想は、
ぜひ、あなたの分野、場面でも取り入れてみてください。
今まで見えなかった世界が、
違う視点から見えてくる可能性は、
非常に高くなりますよ。
螺旋状の動きの素晴らしいところは、
単に一方向からの視点で、
視野を広げることに留まらず、
一方向の視点でいながらも、
360度転回の視野を持てるところにあります。
自然界は、どの切り口、部分を見ても、
そこに世界全体、宇宙全体が凝縮されています。
広い宇宙は、人間の中に広がる宇宙と同じと、
言われることと同じですね。
その一点にある小宇宙を、
360度の視野で見ることができることは、
あちこち動き回って、
時間と労力を浪費して、
あまり得るものが多くないのと比べても、
多くの発見もありますし、
大きな意味を持つことになるでしょう。
どうぞ、あなたの探求している分野の掘り下げや、
追求している才能の進化のために、
スパイラル状のアプローチが、
どういうものかを感じてみてください。
そして、ぜひそのアプローチで、
今日のチャレンジに臨んでみてください。
きっと、面白いもの、世界が、
そこに居ながらに見えてきますよ。
自然界の掘り下げ方のコツを掴んだ今日も、
きっと素敵な一日が愉しめますね!
(浜本哲治)
螺旋を描く、捩花 ねじばな の花です