どこまで自然に近づけるか。
人間の永遠のテーマであり、
自然界での最大の醍醐味である。
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雨の音も、波の音も、
一瞬として同じ音はありません。
この変化し続ける音が、
人間の脳には、新鮮な刺激になって、
飽きさせることなく、聴いていることができます。
人間が創った人工的な自然の音などでは、
単純に同じ音を繰り返していることが多いですから、
こうはいかないですね。
目に見える、耳で聴こえる部分だけでは、
それは全てではありません。
例えば、人間に必要だと言われている栄養素が、
人間が解明できている元素記号だけが、
全てではありませんね。
人工的な栄養素では、
身体に吸収されていかないことは明らかです。
自然のそれとは大きく違うので、
異物として、排斥されるだけのものも、
多くなるのは当然のことですね。
このように、自然を追求していく先には、
目で見える範囲だけの追求では、
なかなか自然に近づいてはいけませんね。
人間が検知できていない微細なレベルまで、
いかに近づけていけるか。
この追求が、自然界での醍醐味ですし、
無限に続く道ということになるわけですね。
所詮、人間の創るものですから、
自然が創り出すものには、
遠く及ばないのは間違いのないことですが、
そこに、どこまで近づけるか。
これを、あなたの分野、才能で、
ぜひ、追求していってください。
自然は超えられなくても、
自然にどれだけ近づけるか。
これが、人間の永遠のテーマでしょう。
そこには、あらゆる可能性、
無限の奥行きがあります。
それが、あなたの中に広がっています。
どうぞ、雨の音、風の音などの自然の音、
また、自然の味や香り、肌触りなどを感じながら、
あなたの愛、才能を少しでも自然に近づけてください。
その道は無限にあります。
ぜひ、まだ人間が解明できていない、
検知できていな領域まで踏み込んで、
その可能性を探ってください。
やるべきこと、やりたいことが、
無限に溢れ出してきますよ。
目指すこと、やるべきことはシンプルです。
「自然に近づける。」
それだけです。
そのシンプルが、どこまでも深く、濃厚で、
愉しいことばかりです。
このシンプルな追求の愉しさを体感したら、
きっと病みつきになっていって、
どうでもいいこと、どうにもならないことなど、
本当にどうでもよくなりますね。
今日も、ひたすら進む道が明るく照らされ、
鼻歌でも交じりながら、素敵なチャレンジの一日になりますね。
(浜本哲治)