我欲から大欲、自己実現欲から自己超越欲へと、植物たちの域に近づいていくことだ。人間界はまだまだ進化の余地のありすぎる世界である。<735>

我欲から大欲、自己実現欲から自己超越欲へと、
植物たちの域に近づいていくことだ。
人間界はまだまだ進化の余地のありすぎる世界である。

<735>


人生は、様々なものから解き放たれる、
自由への旅にしていきたいですね。

人間が進化しているかどうかは、
社会全体を見れば、分かるものでしょう。

自然界全体もそうですが、
もちろん、人間界も、
全体があって、個が決まるのではなく、
個の集まりが、全体となって、
流れなどを創っています。

ここは、しっかりと認識していたいですね。

どうも人間界は、環境や世の中のせいにして、
個が全体を創っているというより、
全体に影響されて流されているかもしれません。

国を見ると、国民のレベルが分かるとも言われます。

また、人間の欲求には段階があって、
進化していくとも言われていますが。

まだまだ、人間界の欲求レベルが、
自分たちの欲望だけを満たそうとしている、
レベルに留まっているということは、
個のレベルが、その段階だということでしょう。

逆に言えば、人間は、
まだまだ、進化する余地が、
たくさんあるとも言えますね。

自然界の植物たちのような、
自然の摂理に沿って、
愛だけに溢れた世界、
自分らしく、愛を届けるだけの世界、
その愛が循環して、
誰もが、幸せを感じながら、
生きていける世界に、
人間界がなっていくには、
一人ひとりの価値観と実践が、
進化していく必要があるのでしょう。

我欲から大欲へ。
自己実現欲のような、
人間界中心の自然界という価値観から、
自己超越欲の、
自然界で生かされている人間界という認識と実践に、
人間界は進化していかなければなりませんね。

レベルの高い欲求を持つことは、
それ以前の欲求を満たすことになるのは、
自然界の循環を見ていても明らかなことで、
それが自然界ですね。

本当の自由とは、
欲求、欲望を進化させることで、
実現していくのでしょう。

どうぞ、あなたが進んでいく未来が、
どういう未来になっていくのかを感じてください。

あなたの目指す未来の状態が、
そのまま、人間界の未来になります。

争いがなくなっている未来を、
病が今より少なくなっていて、
みんなが自分らしく生きている、
人間界がイメージできる未来を目指してください。

あなたの思いが実現するあなたの未来が、
あなたの欲求が進化した未来であれば、
未来の子どもたちに、
きっと、進化した人間界を渡せますね。

(浜本哲治)