運命の出逢い、成長は自然に委ねることだ。人間の思考の手が加わらないほど、可能性は大きく広がる。<800>

運命の出逢い、成長は自然に委ねることだ。
人間の思考の手が加わらないほど、
可能性は大きく広がる。

<800>


緑のカーテンでも大活躍してくれる瓢箪(ひょうたん)ですが。

特に、梅雨明けの早い時期の、
陽射しを遮ってくれるのが、瓢箪ですね。

そして、盛夏から晩夏の残暑の期間に、
活躍してくれるのが、キワーノ(つのにがうり)などです。

この年以降は、その先に写っている、
3年目の針槐のフリーシアが、
すでに、屋根の上に伸びて、
覆ってくれていますので、
さらに、涼しい夏になりました。

この瓢箪は、一昨年に育った子の種子から、
成長してくれている子ですが。

前年は、10粒ほど育苗ポットに蒔いて、
定植しようと試みてみました。

瓢箪の種子は、海水に浸けられていても、
発芽すると言われているほど、強健な子ですが。

見事に全ての子が発芽しましたが、
本葉を出してくれた子は少なく、
結局、育った子は一人で、
その子を定植した場所が、
棕櫚(しゅろ)の木のそばでしたので、
昇りづらい棕櫚の木を、
なんとか頂上まで昇りましたが、
実を付けるまでには至りませんでした。

この年は、その反省も踏まえて、
より自然に近づけるために、
2月に、たくさんの種子を直播きをして、発芽を待ちました。

やはり、多くの子が発芽して、
かなり、密集していましたが、
その中から、大きく育てる子は、
自然が決めてくれます。

その様子は、まるで、この子たちが話し合いでもして、
育てる子を決めているようでもあります。

そういう光景は、以前ミニトマトのこぼれ種から、
育つ様子でも目撃したことがあります。
とても感動的な光景です。

密集した発芽には、間引きをしたりしますが、
どの子が育つのかという、
種子の選別や、間引きなどは、
人間の思考では、とてもベストな選択は無理でしょう。

緑のカーテンの場所でも、
自然栽培を実践していますが、
この場所は、元々芝が生えていた場所なので、
さすがに芝は剥がしましたが、
土は耕すことなく、肥料も水もあげません。

この子たちの種子も、蒔いて薄く土を被せただけです。

この年の梅雨は雨が少なかったのですが、
それでも、この子たちを始め、
トマトや胡瓜、ピーマンなどが、
元気に育ってくれています。

乾燥を防ぐため、土を柔らかくしてくれるのに
活躍してくれているのが、
雑草や落葉などです。

雑草は、育てたい子たちが、
陽を浴びられないような時だけ、
地上部だけを刈って、その場に置いて、
乾燥防止と肥料の役割を果たしてもらっています。

種子を蒔いて、命の危険がないか見守るだけ。
人間の出来ることは、それだけでしょう。
後は全て自然任せです。

そこに人間の手が加わると、
どうも上手くいきませんね。

人間の能力の開発も、
同じようなことが言えるでしょう。

出来るだけ、余計な手を加えないこと、
人間の少ない体験や知識で、
可能性を狭めるよりは、
思考を超えた、未知の能力を引き出すには、
自然に任せることですね。

一途に一直線に伸びていく瓢箪は、
たぶん、この子もあらゆる可能性にチャレンジしますから、
このまま、屋根を昇ろうとするでしょう。

ただ、夏の陽射しが戻り、
瓦が焼けるような熱さになってくると、
自ら瓦に絡めた手を放して、
風を利用して、ネットに戻ってきます。

どうぞ、あなたの能力は、あなたが考えている以上に、
奥深く、無限の可能性を秘めているものですから、
あなた自身を信じてあげて、
心が感じるままに、チャレンジしていってください。

あなたの思考を超えた自分を感じられることほど、
嬉しいことはありませんよ。

今日も楽しみな一日になりますね!

(浜本哲治)

軒先に一番乗りの瓢箪(ひょうたん)です。
軒先に一番乗りの瓢箪 ひょうたん です。